黒く焼けた肌に長いネイル、そして筋肉質な体。「黒ギャル×筋肉」という前代未聞のスタイルでモデル業に挑んでいるのが、現役『egg』モデルのルナ(19)だ。
SNS総フォロワー約24万人を抱え、“痩せなきゃ可愛くない”という価値観が当たり前の時代に、あえて体を大きくする道を選んだ。「ギャルも筋トレする時代」「コメントを打つ時間があったら黙って筋トレしな」とSNSで発信。見た目からは想像できないほど真面目に筋トレと向き合う彼女の、同世代に示す新しい価値観の原点とは……。
黒ギャルが筋トレを始めたワケ
──まず、ギャルになったきっかけを教えてください。
ルナ(以下同) 高校の頃、アメリカのラッパーであるニッキー・ミナージュに憧れ、彼女のようになりたくて日焼けサロンに週3で通っていました。肌を焼き始めたら、自然とギャル寄りになっていった感じです。
彼女をはじめ、海外にはお尻や下半身が大きな人が多いんです。私は子どもの頃にサッカー、野球、スイミングなどを経験し、中学・高校ではテニス部で県大会に出場するほどでしたが、下半身に肉がつきやすく、それがコンプレックスだった時期もありました。でも、海外の女性を見て「大きいお尻ってカッコいいんだ」と思えた瞬間に、価値観がひっくり返ったんです。
──筋トレを始めたのはいつ頃ですか?
1年くらい前です。憧れているニッキーとか海外のセレブは、もちろん鍛えている人が多いんですよ。それで「私も体を作りたい」と思って始めました。今は『egg』のモデル活動に支障が出ないくらいのサイズ感を目指しています。
──eggモデルになったのは?
2025年11月です。めっちゃ最近なんですよ(笑)。『egg』側からオーディションのオファーが来て、合格しました。SNSで写真を発信していたのを見てくれたみたいです。
──「筋肉×ギャル」という組み合わせはかなり珍しいですよね。
めちゃくちゃ言われます(笑)。でも、キャラを作ろうとしたわけではありません。筋トレもギャルも、全部“自分が好きなもの”。好きなものを選び続けていたら、結果的にこの形になっただけです。「筋肉ギャルとして売ろう」といった計算は全然なかったです。
──筋トレはどのくらいやっているんですか?
多いときは週5です。各部位を分割して行なっています。レッグプレスは180〜200kgくらい、バーベルスクワットは90kgくらいを扱います。
一度筋トレを始めたら、歩けなくなる、けいれんするまでやりたい。時間を無駄にしたくないんです。その結果、筋トレ前に焼肉食べ放題に行くこともあります(笑)。
いくら食べても太らない
──体重はどのくらいですか?
身長167cmで体重65kgです。見た目がすべてなので、重さは気になりません。70kgでも75kgでも自信を持っていられます。見た目が良ければいい。体重なんて単なる数字ですから。
──食事についてはどうですか?
食べたいものを食べています。ダイエットを意識してサラダ中心で米を控えていては、幸せがありません。食べたいものは食べるべきだと思います。
今年は成人式があり、同級生で集まって焼肉食べ放題に行ったり、1週間連続でラーメンを食べたりと爆食しまくりました。でも筋肉があるとリカバリーが効くんです。全然太りませんでした。
──爆食エピソードはありますか?
ハンバーグを食べに行って、ごはん大盛りを7杯食べ、店員さんを驚かせたことがあります(笑)。でも決して大食いではありません。
甘いものも好きで、マカロンを一気に16個食べることもあります。それと激辛にも強くて、蒙古タンメン中本は余裕です。さらに辛いラーメン店にも行って、お店の記録を更新して店長に驚かれたこともあります(笑)。
──筋トレに励むかたわら、ゴールドジムでバイトをしているそうですね。
ジムが好きで、ジムにいるのが心地よくて始めました。意識の高いトレーニーが多く、すごく勉強になります。
爪が長いのですが、ダンベルは普通に握れます(笑)。お客さんから「それで仕事できるの?」と冗談でいじられますが、みんな仲良くしてくれます。
──SNSでは、若い子に向けて筋トレにまつわる啓蒙的な発信をされていますね。
若い子たちが世の中に流されすぎていると思うんです。ガリガリのインフルエンサーに影響を受け、ダイエットのためにマンジャロ(2型糖尿病の薬だがダイエット目的の使用が蔓延している)を使っていては、本当に必要な人に届きません。それは良くないです。
痩せ薬のヘビーユーザーにやめろと言っているのではなく、情報の影響を受ける子たちに「他にも健康的な方法があるよ」と伝えたいんです。例えば筋トレ。いくら食べても太りにくい体になれます。実際、私がそうですから。好きなものを食べることは、自分の魅力を発揮する上でとても大切だと思います。

