毎年この時期になると、そこかしこで耳にする「バレンタイン・キッス」。歌詞は「バレンタイン デイ キッス」とあるから、ついタイトルもそうだと思いがちだが、「デイ(day)」は付かないのが正解だ。
それにしても凄いなと思うのは、「クリスマス」に関しては「ジングルベル」や「きよしこの夜」といった昔ながらの曲だけでなく、「クリスマス・イブ」(山下達郎)と「素敵なホリデイ」(竹内まりや)なんて夫婦揃って定番化している。ほかにも「恋人がサンタクロース」(松任谷由実)、「クリスマスキャロルの頃には」(稲垣潤一)、「白い恋人達」(桑田佳祐)、「恋人たちのクリスマス」(Mariah Carey)、「ラスト・クリスマス」(Wham!)と世の東西を問わず、枚挙にいとまがない。
ところが「バレンタインデー」といえば、ちょっと捻って「チョコレイト・ディスコ」(Perfume)、「ギミチョコ!!」(BABYMETAL)なんてものはあるが、ほぼほぼ「バレンタイン・キッス」の独占状態。毎年、さぞや相当な額の印税が入ってくると思いきや、国生は過去にSNSで〈歌詞印税のみなので、年間100円単位 食べてはゆけぬ〉(注:実際は歌唱印税)と明かして驚かせたことがある。
また、以前にバラエティー番組に出演した際に「『国生さゆり with おニャン子クラブ』の名義でリリースしたため、印税も人数割りされる」といった話をしていた。
正直なところ、おニャン子クラブにはピクリともしなかった私だが、国生さゆりだけはなぜか好きだった。だから長渕剛との不倫を清算した後、二度の結婚と離婚を経て、お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有との交際報道があった時は勝手に応援していたのだが、最終的には破局。現在は恋愛からは縁遠いとのことである。
にしても、黒田との熱愛報道が出た時は「そこいく?」と驚いたものだ。幼少時代の極貧エピソードをたびたび披露し、過去にはガールズバーでの料金をめぐるトラブルで傷害事件を起こし、しかもあの特徴的なガラガラ声。近年でこそ、NHK朝ドラ「ブギウギ」に出演して話題になったが、「バレンタンイデー」も「キス」もイメージできない、あの黒田だもの。
ちなみに黒田は、49歳の時(2019年2月)に、19歳下の一般女性と結婚。50代に入ってから不妊治療に取り組み、2024年には54歳にして女児を授かり、パパとなった。
その黒田が、2月11日深夜の「東野・岡村の旅猿27 プライベートでごめんなさい…」(日本テレビ系)に出演し、大阪府から兵庫県淡路島と徳島にかけて、旅の案内をした。
途中、大阪から車で1時間半かけて、黒田のおすすめスポットだという淡路島オートバイ神社に立ち寄ったのだが、社務所に飾ってある立派な馬の絵が、黒田の嫁さんが書いたものだというではないか。その上、やはり黒田の嫁さんによる、馬の絵が描かれたお守りと絵馬(しかも一緒に書かれた「左馬」の文字は黒田のもの)を、岡村と東野にしきりに勧め、みんなで授かることに。今年は午年だし、テレビでも紹介されて、ちょっと話題になりそうだ。
もしもそうなったら昔のよしみで、国生にも何か幸せをおすそ分けを。
(堀江南/テレビソムリエ)

