他球団の選手にアドバイスをするというのは、新庄剛志監督ならではの感性によるものだろう。春季キャンプの練習試合で日本ハムと対戦した阪神の主砲・佐藤輝明が外野フライに終わった2打席について、こう言ったのである。
「ちょっとタイミング(の取り方)が遅いかなと思った。もうちょっとゆったり、ゆったり、ふわーって待って、待って。慌てたぶん、自分ではポイントは前気味できれいに打っていこうと思ったんだろうけど、差し込まれている感があった。今の時期は投手が強いから。でも、タイミングだけは早く取れますからね」
異例の叱咤激励に対し、持論を展開したのは野球解説者の高木豊氏だ。自身のYouTubeチャンネル「高木豊 Takagi Yutaka」の2月12日の動画で、次のように評している。
「俺も見てたけどね、(佐藤は)ああいう感じで打ってるんだよね。詰まり気味だったんで、だからちょっと遅いというふうには感じたけども、これが微調整でしっかりしたものになってくるのかなとは思うけどな。なんでも人間ってクセみたいなのがあって、ゆっくり取れる人と、なるべく早くいきたい人がいるし、これも一概になんとも言えないけどね。サトテルはだいたいランナーがいるよ。そしたらほとんどクイックで投げられるから。近本、中野がいたりするとね。そのタイミングの取り方というのは、ゆっくり取る暇がないからね」
新庄監督は阪神・森下翔太の守備にも言及していた。
「フライはポテンと落としていたけど、今日の風は難しかったよね。そんな中でも、いつも僕が言っているように、後ろの打球は目を切ってほしくない。この風だったら目を切った瞬間に、何メートルも動きますよ」
これにも高木氏は、
「まあ、難しいな…。新庄監督みたいに脚力を落とさなければ、目線を切らないでっていうのはできるよね。トップスピードで見ながら走れるという選手は、その方が正確かもわからないね」
今後も続く各チームとの練習試合で、新庄監督の口からどんな発言が飛び出すか。
(所ひで/ユーチューブライター)

