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新世代F1マシンの懸念点、最強とウワサのメルセデスなら気にならない? 「30秒差で勝つようなチームならそうかもね」とストロール

新世代F1マシンの懸念点、最強とウワサのメルセデスなら気にならない? 「30秒差で勝つようなチームならそうかもね」とストロール

F1で2026年から導入される新世代マシンでは、今までと比べて不自然なドライビングが生じる可能性がある。この点についてランス・ストロール(アストンマーティン)は圧勝も予想されるメルセデスのジョージ・ラッセルなら気にしないかもしれないと冗談めかしながら語った。

 新世代のF1マシンは、パワーユニットの内燃エンジンと電動パワーの出力比が1:1に近くなるなど、より電動が重視されるものに生まれ変わる。そしてそのエネルギー管理のために直線でダウンシフトしたり、アクセルのリフト&コーストが生じたりするのではないかという懸念もある。

 バルセロナでのシェイクダウンテストを経て、この懸念については今までよりも理解が深まった。順調なテストとなったメルセデスのジョージ・ラッセルは、直線でのダウンシフトが起こり得ると認める一方で、それが不自然なことだとは考えていないと口にした。彼はそれらをロードカーで坂道を上るときのダウンシフトに例えていた。

 しかしそうした点も、今季のタイトル候補とすでに言われているメルセデスとラッセルなら気にならないのではと、ストロールは語る。

「ジョージが、もしかしたらオーストラリアでメルセデスに乗って30秒差でレースに勝つとしたら、ストレートでのシフトダウンやリフト&コーストなんてあまり気にしないだろうね」

「まあ、彼も考えは変わるかもしれないけどね」

 ストロールは、ラッセルの発言についてそう語った。ただストロールはアストンマーティンのテスト参加遅れが響き、まだ2026年型のF1マシンでは2周しか走ることができていない状況にある。

 メルセデスは現在、2026年の有力候補と見られている。しかしそこまでのリードがあると予想しているのか? と尋ねられたストロールは、さらにこう答えた。

「新レギュレーションの時はたいていフィールドに大きな差が生まれるものだ。予言の力は持っていないが、まあ、そうだろう」

 なおストロールは基本的に現在のF1が向かっている方向性には思う所がある様子だ。

「自分はずっと言ってきたが、合成燃料を使った自然吸気エンジンの方が良いと思う。しかしルールを決めるのは僕ではないし、僕はマシンを運転するだけだ」

「残念ながら、モータースポーツは電動パワーの方向へ進んできた。自分がこの世界にいるこの10年、レース中でさえ燃料マネジメントとタイヤマネジメントがすべてで、常に全開でプッシュしているわけじゃないんだ。現在のタイヤでは、特定の条件下では予選ラップでさえ全開ではないことが多い。給油があり、軽量なマシンと良いタイヤで常に全開で走っていた過去のF1の時代に自分は身を置きたかった。しかし残念ながら、今はそうではない」

「でも、(開幕戦の)オーストラリアでポールポジションを獲るやつは、きっとそういうのを気にしないだろう」

 またダウンフォースが大きく減少した2026年マシンに対しては、ドライビングスタイルやそのフィーリングが「よりF2マシンに近い」といった声もランド・ノリス(マクラーレン)から出ている。

 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、そうしたノリスのコメントを聞くと、笑みを浮かべながら次のように語った。

「彼らの方が僕らより大きな変化を受けたと言っておこう。彼らはダウンフォースを100、120ポイント失ったが、こっちはそれよりはるかに少ない。僕らの適応はずっと容易だったと思う」

 アロンソは、2025年シーズンにアストンマーティンが苦戦したことを踏まえてそう述べており、アストンマーティンにとってはダウンフォース損失の影響がトップチームほど大きくないことを示唆している。

 なお「F2のよう」とはいっても、実際のラップタイムがF2並だという意味ではない。プレシーズンにはF2並みのタイムになるとの悲観的な予測もあったが、バルセロナのシェイクダウンではそのような事態はまったく見られなかった。

 新レギュレーションには依然として懸念が残るものの、ストロールは前世代のレギュレーション期も特別楽しいものではなかったと付け加え、過度に美化すべきではないと述べた。

「前世代のマシンが特別運転して楽しいものだったとは思わない。硬いし重かった。分からないが、より小型になったマシンでより楽しみを見出せるかもしれない。だがそれは時間が経ってから答えが出ることだろう」

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