マップの何倍にも広がる面白さ

「コースが面白い」という評判は、正直マップだけでは伝わってこなかった。だが実際に滑ってみると、その印象は一変する。第1、第2、山頂ゲレンデと、それぞれが別のスキー場のような広さ。ひとつのコースの中にも、幅の増減、斜面の緩急、雪質の変化などアクセントが随所にあり、かなりの滑り応え。
マップには描かれていないものの、ベースエリアの緩斜面脇には連続ウェーブも設けられ、初心者でも景色を楽しみながら、遊び心を持って滑れる工夫が感じられる。

“別世界”の山頂ゲレンデ
足慣らしを済ませ、ペアリフトで山頂へ向かう。岐阜県内でもとくに美しい樹氷が見られるとの評判通り、リフト乗車中はもちろん、ゲレンデのあちらこちらで、樹氷した木々が光を受けてキラキラと輝いていた。


景色を楽しんでいるうちに、標高1,422mの流葉山頂に到着。

“別世界”とも称される隠れ山頂ゲレンデは、海外リゾートを思わせる開放感。広大なオープンバーンに、リフトが架かるだけ。どこでも自由に自分のラインで滑れると思うと、リフトを降りるのが待ちきれない。

オープンバーンのパウダー、大きくうねるすり鉢地形、ダイナミックな非圧雪急斜面。お隣の長野に例えるなら、志賀高原のパウダー、野沢温泉の地形、白馬の眺望。それぞれの魅力を凝縮しながら、より手の届きやすい価格帯で楽しめる贅沢さが、このスキー場にはある。



コースを滑っていると、巡回中の新家さんと遭遇した。高校までアルペン競技に打ち込んでいたというだけあり、雪上で働く身のこなしには無駄がなく、キレがある。常連客から声をかけられる場面も多く、代表自らが現場に立ち続けていることが、このスキー場ならではの安心感につながっている。

