2月6日、ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕したが、早々にインフラ問題が発生した。開幕の3日前、衝撃的な一報が伝えられ、出場参加国は確認と対策に追われることに。
「女子アルペンスキーなどの競技会場となる開催地の一つコルティナ・ダンペッツォで、ケーブルカーの工事が終わっていなかったんです」(現地特派記者)
コルティナの工事現場でドイツメディアにマイクを向けられた工事関係者たちは「あと1週間程度で終わる」と答えていたが、ある作業員は「最低でもあと2週間はかかる」と答えたという。
「自治体がシャトルバスを手配していました。でも、どういうルートになって、移動時間はどれくらいなのか、詳細な情報は開会式前日になっても入ってきませんでした」(同)
現地の組織委員会は「大丈夫」と言っていたというが、自治体は開会式の2日前、「2月10、12日は学校を休校にするように」との指示を出した。さらに「できれば、11日も休みに」とも通達してきたという。
休校の目的は「交通の大混乱を防ぐこと」だというが、そうならないためのケーブルカーの建設だったはず。これでは組織委員会も競技開催日までに完成しない“危険性”を認めたようなものだ。
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一部の住民からは懸念の声も…
また、ケーブルカーは地滑りが発生しやすいエリアに建設されており、一部の住民からは懸念の声が上がっていたという。
「女子アルペンスキーが行われた7日、近くの別会場で女子のスキージャンプもありました。ケーブルカーの一部が完成しなかったため、観客やメディアは競技観戦場への往来に苦労させられました。先が思いやられます」(同)
イタリア北部ドロミテ山脈に位置するコルティナは、1956年冬季五輪の開催地として知られる人口約5800人の山岳リゾート。同会場ではアルペンスキーのほか、ボブスレー、リュージュなどの競技も行われる。
最初の難関に直面したミラノ・コルティナ冬季五輪。無事に全日程を終えられるか心配だ。
『週刊実話』2月26日号より
