まさかの快諾! 工場見学までさせてもらえることに……!
するとどうでしょう。なんと株式会社いわさきでは個人からの1個単位での注文も受け付けているそうで、あっさり快諾! ありがとうございます……!
しかも工場で制作する様子まで見学できることになり、ネットで詳細の打ち合わせをしたあと大喜びで大阪市東住吉区にある本社と、本社に併設されている大阪工場まで行ってきました!
本社の中に入ると、さすが食品サンプルメーカー。玄関口にはお手本のように美しい食品サンプルが飾られていました。こんなのが設置されてたら、うっかり飲食店だと間違えて入ってきちゃう人もいるのでは?
そのまま本社と直結した工場に足を踏み入れると、そこには大量の棚が並んでいます。このひとつひとつに食品サンプルで使われるパーツが入っているのだそう。
工場の規格品倉庫はこんな感じ!
よく使いそうな食材からマニアックな食材まで、かなり多岐に渡ってパーツが用意されています。それも大量に。
いずれもまだ着色などによる仕上げをする前の段階とのことですが、すでにめちゃくちゃリアルでびっくりします!
これらのパーツは基本的に実物をベースにシリコンで型取りして作っているのだそう。だからこそ細かい凹凸がくっきりと出て、着色をせずともリアルに見えるんですね。
またこの日は実際の食品をベースに型取りをしている様子も見ることができました。
こちらはラザニアの食品サンプルを作るための型取りをしているところ。本物のラザニアにシリコンを豪快にぶっかけてます。
もったいないような気もしてしまいますが、本物の料理を店頭に飾っても美味しそうに見えるのは一瞬。それならば一度こうして食品サンプルの型を作り、ずっと美味しそうに見せるほうがエコなのでしょう。
上の写真はラザニアではなく厚切りチャーシューですが、左側がシリコンの型の完成形。ここに樹脂を流し込むことで右側のように食品サンプルのパーツができあがるというわけです。
よく使うパーツはあらかじめ大量に作っておき、それを組み合わせることで食品サンプルを完成させるのですが、パーツがないものや独特な形をした料理もこうすることで食品サンプル化させられるんですねえ。
完全手作業で丁寧に着色をしていく……!
この厚切りチャーシューは「どん二郎」の食品サンプルでも使うため、そのまま着色して仕上げていく様子を見せていただきました。
いったいどうやって着色するのかと思ったら、なんと完全に手作業! 基本的にはエアブラシを使用し、色を細かく重ねながら着色していきます。
焦げ目がついている部分は濃いめの絵具を使ったり、部分的に筆を使ったりをしながら着色していくと、だんだんと美味しそうな雰囲気が出てきました!
こういう作業をしているのを見ると、工場というよりアート作品を作るアトリエというほうがしっくりきますね。思い描いていた工場と違った……!
これで着色完了。たまたま網の上に置かれていることもあって、なおさら本物のチャーシューのように見えてきました。
でもまだ終わりではありません。食品サンプル本体にセットする前に加熱して柔らかくし、最終的には醤油ベースのタレの色に着色したニスで光沢をつけたりしていくのです。パーツひとつにここまで手をかけるのか……!
