とくに、妊活中や産後、ピル使用中など、ホルモンバランスの変化がある時期に「今までと同じ方法が効かない」と感じる女性は少なくないでしょう。
しかし、無理なダイエットはおすすめできません。
ホルモン変化期に知っておきたいダイエットについて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに教えていただきます。
頑張っているのに、変わらないと感じたら

妊活中・産後・ピル使用中は、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が大きく変動しやすいです。
これにより、水分をため込みやすくなる、脂肪を蓄えやすくなる、食欲が不安定になるといった変化が起こりやすくなります。
そのため、頑張っていても変わらないと感じるのは決して努力が足りないのではなく、からだが変化期にあるだけと考えましょう。
まずはその事実を理解することが、遠回りに見えて一番の近道といえます。
ホルモン変化期の“無理しない”ルール

ホルモンの影響を受けている時期は、無理に減量するよりも「からだの安定」を優先することが大切です。
からだを整えることで、結果的に太りにくい土台が作られるのです。
ここでは、意識したい2つの基本ルールを紹介します。
体重より、体調を指標にする
ホルモン変動期は、体内の水分量やむくみの影響で体重が増減しやすくなるので、体重という数字だけを追うと不安や焦りが強くなりがちです。そのため、この時期は「朝の目覚めの悪さ」「むくみ」などの体調のサインを指標にしましょう。
これらのからだの不調は、自律神経の乱れが関わっていることも多いといわれています。
そこで、まずは体調を整えて自律神経の乱れを解消するのが大切です。
自律神経が整うことで、代謝や食欲調整に関わるホルモン(レプチン・グレリン)が安定しやすくなるといわれています。
これが、痩せやすいからだ作りの第一歩になります。
冷やさないことを最優先
ホルモン変化期のダイエットでとくに重要なのが「冷え対策」です。からだが冷えると血流が悪くなり、ホルモンの運搬や代謝もスムーズに行われにくくなります。
そのため、「冷たい飲み物を控える」「湯船に浸かる」「首・おなか・足首を温める」など、基本的なケアが大切です。
また、余裕がある場合は、適度な運動やストレッチもおすすめです。
とくに、ふくらはぎの筋肉を刺激してあげることで筋ポンプ作用が活性化し、血流促進に効果が期待できますよ。
