
アキレス腱断裂の大怪我から復帰した遠野大弥が恩師から掛けられた温かな言葉。“お父さんのような存在”オニさんとのクラブの垣根を超えた絆
[J1百年構想リーグEAST第2節]鹿島 1-0 横浜/2月14日/メルカリスタジアム
鹿島に0-1で敗れ、開幕から2連敗となった横浜でチームメイトともに悔しさを噛みしめていたのが、トップ下で先発した遠野大弥だ。
自身も惜しいミドルを放つも鹿島GK早川友基にセーブされるなど「最後の質に差が出たかなと。相手は粘り強くワンチャンスを沈めてきた」と試合を振り返った。
一方で前半はチームとしてハイプレス、強度の高い守備が機能するなど収穫もあった。遠野も「これをベースに戦っていきたい」と前を向いている。
また試合後には遠野にとって心温まるシーンも待っていた。それが川崎時代の恩師で、昨季からは鹿島を率いる鬼木達監督との再会だ。
遠野は川崎から横浜に移籍した昨年の6月にアキレス腱を断裂。残留争いに巻き込まれたチームの戦いをピッチの外から見守るしかなかった。
それだけに今季は大島秀夫監督やクラブと信頼関係を築きながら新たに7番を託され、リベンジに燃えている。そんな遠野は鬼木監督から優しい言葉を掛けてもらったという。ピッチに立てばライバルチーム同士、全力で戦うが、ピッチを離れれば、かつての師弟関係に戻る。遠野は試合後に明かしてくれた。
「試合後にオニさんとは話すことができました。『本当に復帰できて良かったな』とかけてもらい、心配してもらっていたことが心から伝わってきました。オニさんは改めて本当に人格者と言いますか、頼れる、僕にとってはお父さんのような存在。素晴らしい人だなと再確認しましたし、だからこそ色んな人から応援されるんだなと感じました。
試合後に握手して話せて、満面の笑みで言葉を掛けてくれたので、ホッとしました。今は互いにこういう立場ですが、勝負と関係ないところではずっと僕もオニさんのことを応援していますし、リスペクトしています。でも次の対戦の時は必ず点を取りたいですね」
そう柔和な表情でスタジアムを後にした遠野。恩師からの言葉を力に変えた今後の活躍に期待だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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