靴下やストッキングにひっかかったり、素足になるのが恥ずかしいと悩んだりする方も多いのではないでしょうか。
保湿クリームを塗ってもなかなか改善しない場合、その原因は単なる「乾燥」だけではないかもしれません。
今回は、かかとの荒れを引き起こす原因や、今日から手軽に始められるセルフケアについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
ガサガサかかとはからだからのサインかも

かかとが荒れる理由は、冬の空気乾燥によるものだけと思われがちです。
しかし、実際にはそれだけではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って起きています。
その要因のひとつが「皮脂腺」です。
皮脂腺には、皮脂を分泌して肌の潤いを保ち、外部刺激から守る働きがありますが、かかとにはこの皮脂腺がほとんど存在しません。
また、かかとは全身の体重を支えているため、常に圧迫や摩擦といった刺激を受け続けています。
これは、皮膚が厚く硬くなる「角質肥厚」を引き起こす原因となります。
加えて、冷え性などで血液循環が悪化すると、肌細胞に栄養が届きにくくなり、ターンオーバーが停滞。
こうしたからだの内面的な不調も、ガサガサかかとの原因のひとつなのです。
1日3分でできる夜ケア

ここからは、短時間で無理なく続けられる「かかとのセルフケア」をご紹介します。
布団に入る前のかかとマッサージ
かかとのケアには、血行促進が欠かせません。夜、布団に入る前のタイミングで、かかとを軽くマッサージし、足元の血液循環を促しましょう。
肌細胞に栄養が行き渡りやすくなり、ターンオーバーの正常化につながります。
親指の腹を使い、かかとの中央から外側に向かって、円を描くように優しく押してください。
片足2~3分ほど、心地よいと感じる強さで行うのがポイントです。
お風呂上がりの“塗って履くだけ”ケア
入浴直後の肌は非常に乾燥しやすい状態です。お風呂から出てからだを拭いたら、すぐにクリームなどで保湿を行い、靴下を履きましょう。
尿素入りのクリームなら、硬くなった角質を柔らかくしつつ水分を保持できるため、おすすめです。
靴下は、肌当たりがやさしく吸汗性に優れたコットン素材がいいでしょう。
適度な湿度を保ち、乾燥の進行を遅らせてくれます。
