(写真は記事内容を表現したイメージです。画像生成AI「gemini pro」を利用して作成しました)YouTubeチャンネル『こたけ正義感の聞けば無罪【ABCラジオ公式】』が9日、動画を更新。パーソナリティを務める“弁護士芸人”のこたけ正義感さんが、報道でよく見聞きする「書類送検」にモヤモヤする理由を明かしました。
【動画】大々的に報道される”書類送検”に「そりゃ書類は送るけど?」
■書類送検は「法律用語じゃない」リスナーからの投稿を紹介するなか、「ニュースで“書類送検”という言葉を見るたびにモヤモヤしている」というメッセージを読み上げたこたけさんは「あ~、わかるな」と共感。「これ法律用語じゃないですからね」と伝え、事件捜査の流れを説明します。
警察に逮捕されると、警察が48時間、検察が24時間の計72時間というリミットのなかで、身柄を拘束する「勾留」を裁判所に請求するか、釈放するかを判断→検察官の請求を受けた裁判官が勾留を決定すると、原則10日〜20日間の身柄拘束…との流れのようです。
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■「マスコミが勝手に…」これは、逮捕されている場合ですが「事件化はされているが、逮捕されていない」というものに関して、こたけさんは「その捜査資料が検察官の方に手続きが移りましたよという書類を送ること」と説明。
つづけて「なぜかマスコミが“書類送検”という、法律用語でも何でもない言葉を勝手に作って、すごい手続きが行われたみたいに言ってるんですけど…すごい違和感ありますね」と伝えました。
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■「そりゃ書類は送るけど?」こたけさんが「『書類送検された』って、すごい大変なことなんじゃないの?って世間の人は思うかもしれない」という通り、たとえば有名人の報道でも「書類送検」との見出しが出ると、とんでもないことになった…と解釈する人も少なくないはず。
こたけさんは「起訴されたぐらいのニュアンスで言ってるんじゃないですか。 多分世間の人はそう捉えてそうですけど」「そりゃ書類は送るけど? っていうモヤモヤはあるよね」と、警察が捜査した書類は最終的に検察官に送るのが当たり前のため、メディアで「書類送検」を取り沙汰されていることに、弁護士として本音をこぼしました。
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■弁護士の見解は…そこで今回は、Sirabeeで法律について話を聞くことも多い、齋藤健博弁護士に見解を伺いました。

齋藤:弁護士にとっては日常的な手続きでも、一般の方にとっては一生に一度あるかないかの「非日常」な出来事です。私は、そうした世間一般の「普通の感覚」こそ法律家にとって重要だと考えています。そのため、専門家目線だけで「本当は大したことない(単なる手続き)」との説明には、私は疑問を感じます。
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報道の過熱ぶりを指摘するこたけさんと、ことの「重大さ」を重んじる齋藤弁護士。同じ弁護士でも異なるふたつの視点。これらを知っておくだけで、日々流れてくるニュースの見え方も、少し変わってくるかもしれませんね。
■長谷川 瞳
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。ストレス解消法は、愛犬(ポメラニアン)に顔をうずめること。
【弁護士】 齋藤健博
自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。セクハラや、浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
YouTubeチャンネルはコチラ:弁護士「齋藤健博」チャンネル
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■【動画】該当部分は43:50~ (取材・文/Sirabee 編集部・長谷川 瞳)
