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浦和にとって悔やまれる後半ATの失点。その時、何が起きたのか。宮本優太は「ラストの戦い方を修正しないといけない」と強調

浦和にとって悔やまれる後半ATの失点。その時、何が起きたのか。宮本優太は「ラストの戦い方を修正しないといけない」と強調


 J1百年構想リーグ第2節のアウェーFC東京戦。浦和レッズにとってはもったいない結果になった。先制しながらも追いつかれ、PK戦で敗れて勝点1獲得に留まり、余計にモヤモヤが残っただろう。

 立ち上がりはホームのFC東京が上回り、センターバックのアレクサンダー・ショルツと稲村隼翔の縦パスを起点に、中盤に落ちてくる長倉幹樹のセカンドポストとマルセロ・ヒアンの徹底した飛び出しに対して、浦和は後手に回った。

 そのなかで、浦和が得たファーストチャンスで、マテウス・サヴィオのFKに柴戸海が合わせる形でゴールネットを揺らすと、およそ10分間に及ぶVARチェックの結果、オフサイドの判定でノーゴールとなった。

 もっとも、ディフェンスリーダーの宮本優太が「(渡邊)凌磨君をはじめ、この1点はなしになってもいいから、もう一回しっかりやることを見つめ直そうということは話していました。立ち上がりが悪かった分、あのVARの時間で少し気持ちの切り替えはできたのかなと思います」と振り返る通り、ここから浦和が挽回していく。

 ともにポゼッションよりもロングボールが増えるなかで、どちらに転んでもおかしくない攻防が繰り広げられ、浦和は78分に左センターバックの根本健太を起点に、M・サヴィオが左サイドを突破。クロスのセカンドボールを渡邊が得意のミドルシュートで決めて、韓国代表GKキム・スンギュの牙城を破った。
 
 その直後に、FC東京の松橋力蔵監督は新戦力の橋本健人と山田楓喜を投入。結果的にこの2人が同点劇のヒーローとなった。

 後半アディショナルタイム、自陣の左サイドで相手のロングボールを拾った荻原拓也が前方に大きく蹴り出したが、それをFC東京のショルツがヘッドで右サイドバックの室屋成にパスする。

 そこから稲村を経由して、左のオープンスペースを走る橋本健に展開。下がりながらの対応になった浦和は、右サイドバックの関根貴大がペナルティエリアに吸収されると、途中から右サイドハーフに入っていた二田理央がマッチアップの形になるが、稲村の縦パスを消しに行っていたところから一度止まったことで、橋本健との距離を空けてしまう。

 抜群のキック精度を誇る橋本健は好機を逃さず、左足でクロスを上げる。そこには浦和の左サイドハーフを担う長沼洋一がいたが、ゴールから離れていくボールの軌道にアジャストできない。

 その隙に、外側にポジションを取っていた山田が長沼の逆を取る動きでボールを受けて、左足の強烈なシュートをゴール右隅に突き刺した。

 松橋監督の采配が見事に的中した形で、2人のヒーローを称えるべきだが、浦和からすればクロージングのミスと言わざるをえない。
 
 直接の要因を作ってしまったのは、二田と長沼の対応ミスだ。スタメンの金子拓郎に代わる形で、右サイドハーフに投入されていた二田は守備に関して、まずは稲村に縦パスを入れさせないタスクを求められていた。サイドに開かれたらクロスを入れさせない仕事もあるが、二田が入った時の対面は長友佑都であり、注意点は変わっている。

「あれは自分の責任だと自分は思っていて」と二田は前置きしながら「スプリントを繰り返してやっていたのもあって、自分の良さをそこで出せなかったのは、本当にチームに申し訳ないと思うし、責任を感じています。あそこは死に物狂いで走って、クロスを上げさせてはいけない場面だった」と反省する。橋本健の左足が危険であることは認識していたというが、関根との連係にズレが出たことも、対応の遅れにつながってしまったようだ。

「タカ君(関根)がちょっと出てくれそうになったけど、タカ君も後ろの選手が気になっていたんで、自分が戻るしかないと思って、戻ったんですけど、間に合わなくてっていう感じでした」

 二田はそう振り返るが、橋本健のクロスの軌道に対して目測を誤った結果、山田にフリーで打たれた長沼にも問題があったことは確かだ。そしてもう1つ、やはり自陣からのクリアボールを直接ショルツに渡してしまった荻原の判断がどうだったのかということもある。ただ、そこは荻原個人だけの問題ではなく、チームとしてボールを保持するより、前に蹴ってリスクを回避することが裏目に出た結果でもある。
 
 そうした一連の対応に関して、宮本は「理央が死にもの狂いで潰しに行かなければいけない部分ですが、あそこまで行かれた流れも、オギ(荻原)が蹴ってショルツに拾われて、という形だったので。まずはラストの戦い方を修正しないといけない」と語り、チームとして共有するべき問題があることを主張した。

 終盤にM・サヴィオから長沼に交代したところでやられたこともあり、マチェイ・スコルジャ監督も「交代で私がよりチームを助けることができたかもしれないという側面はあると思います。もちろん、終わってからこういうことを言うのは簡単ですが、フレッシュな山田が入り、マテウス・サヴィオが疲れてきているので、そこを止めるために長沼を入れました。ですが、そこからの失点になってしまいました」と認めるが、より問題なのはリードして迎えた終盤に、どうゲームをコントロールしていくかということだ。

 昨年であれば、ローブロックに構えて跳ね返すしかなかったところから、後半アディショナルタイムにも前からプレスをかけて、高い位置で残り時間を進めようという意識は感じられた。それだけに、クリアを相手に渡して、簡単にボールを運ばれてしまったことが悔やまれる。

 今一度チームのプランを整理して、同じことを繰り返さないようにしていく必要がある。無論、今回の橋本健や山田のような途中から入ってくる選手の対応も含めて、チームで共有していく必要がありそうだ。

取材・文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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