ディスプレイで知られるBenQは、『BenQ Smart Lighting』として様々なLED照明を販売している。ディスプレイを快適に使うことを考えると、照明を作るところに行き着いたようだ。その展示会『お手もとのあかり展』に行ってきたが実に興味深かった。
BenQ Smart Lighting
https://www.benq.com/ja-jp/lighting/monitor-light.html

ディスプレイメーカーの作る照明用品
おそらく古来から人の目は、野山を見たり、農作物を見たり、獲物を探したりすることに使われてきたのだと思う。しかし、ここ2〜30年、我々はスマートフォンや パソコンのディスプレイといった『発光する画面』を見続けている。これが目に与える影響は、まだ分かっていない部分が多いのではないのだろうか。
BenQはディスプレイメーカーだが、おそらくこの『発光する画面』が、目に与える影響について考えることで、LEDライトを作るようになったのではないかと思う。

現在BenQは様々な家庭用の用途を絞ったライトを出しているけれど、やっぱり一番中心になっているのはScreenBarと言われるモニターの上につけるタイプのライトだろう。
パソコンを使っている時、特に外付けディスプレイの大きなものを使っている時に、手元が暗くなる感じはしないだろうか? オフィスならディスプレイの影になったり、照明が背中側になりがちな自宅だと自分の影になったり、机の上が暗くなってしまうことは多いと思う。
ディスプレイを見て仕事をしている分にはいいけれど、紙の書類を見たり、資料を見たり、本を見たりと、デスクの上に目を移した時に、暗いなと感じるのではないだろうか。
そこで役に立つのがScreenBarだ。

ディスプレイや自分の目の方に光を向けず、デスクの上だけにまんべんなく配光する。また、最新のScreenBar Halo 2では、コントラストが大きくなりがちなディスプレイの背面側にも配光するようになっている。

ScreenBar Halo 2は2万6900円と安くはないが、ずっとデスクワークをしている身にとっては、目を守るためにコストをかけるというのはありかも。

細いスティック状のボディだが、精密な反射板の形状で、ディスプレイや利用者の目の方には光が行かないように設計されている。配光にかなりこだわった設計とのこと。

ご覧のように ディスプレイに光が映り込まず、デスクの上を確実に照らす構造になっている。

また、LEDのスペクトルや光の分布についてや、光による集中力の変化、ディスプレイとその周りの明るさが目に与える影響についてなど、大学との産学連携でかなり色々な研究をしているとのこと。
ScreenBar Halo 2については試用機を貸与いただいたので、後日また詳しくレポートをする予定。ここではBenQが他に展示していた家庭用のLED照明についてご紹介しよう。
暮らしの様々なシーンにBenQのライト
これはユニークなスマイル型の形状にカーブしたデスクライト『WiT』。ベースの部分はかなり重く傾いたりすることはなさそう。23段階の明るさと11段階の色温度調整、さらにスクリーン閲覧と読書、2種類の照明モードを搭載しており、タブレットやパソコンを見たり紙の本を読んだりという用途ごとに照明を調整できる。ちょっと気になったのが、横から見るとLEDの光が目に入ってしまうことだ。デスクに座っていると、問題ないのだが。3万4800円。

全然余談だが、この照明展示のために置いてあった本が評論社の指輪物語の歴史地図解説本だった。コーディネーターの方、センスいい(笑)
こちらはピアノの鍵盤と譜面をそれぞれ別個に照明するという機能を持つPianoLight。日本ではアップライト型のピアノの上に置くタイプのもの(5万9800円)が発売されているが、このアームで支えるPianoLight Grandは2026年4月以降発売予定とのこと。確かに鍵盤や譜面は暗いことが多いように思う。独特のニーズがあるのだろう。

これはソファー周りで利用するNookLight。ソファーでの読書などの時に使うものらしく、リラックスタイムのために光を暖色系にしたり、上面を光らせてルームライトとしての利用も可能。こちらは、2026年10月以降に発売予定。
