「リッチモンド大好き河合」。革好きなら、一度は耳にしたことのある名前だろう。ファインクリークレザーズのリッチモンド(他のモデルもね)をこよなく愛し、ファインクリークの普及(布教?)に全力を注ぐ男。この熱き男が愛する、ファインクリークのモデルを、今回紹介する。もはやレザー界の重鎮と言える河合さん、一体どんなモデルをお勧めしてくれるのだろうか?
レザーのGジャンタイプの先駆け的モデル。|FINE CREEK LEATHERS/RICHMOND

河合さんの代名詞でもあるリッチモンドは、ファインクリークの名を世に知らしめた代表モデル。往年のGジャンタイプをレザーで再構築しながらも、パターンを徹底的に見直し、スタイリッシュに甦らせている。1.2㎜厚のベジタブルタンニン鞣し、アニリン仕上げの馬革を使用し、着込むほどに特有の皺が刻まれていく。ライダースのようなパターンを採用しているためオリジナルのような野暮ったさがないのも嬉しい。19万2500円
身体に吸い付くような、美しいパターンが魅力。|FINE CREEK LEATHERS/KEYLOCK

1930年代のカーコートをデザインソースにしたキーロック。同ブランドの人気モデル「ギルモア」と似ているが、着丈が若干短く、よりカジュアルに着こなせる。原皮の段階から選別した大判の厚みのある皮を使った渋鞣しの馬革は、着込むほどに圧倒的なエイジングを見せてくれる。アニリン仕上げなので張り感もあり、特有の光沢感も楽しめる。テーラードのように、ぴったりと身体に沿うフォルムも魅力だ。28万6000円