ハイテックTGRは9月30日(火)、2026年シーズンのFIA F3で中村仁を起用することを発表した。
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の育成ドライバーである19歳の中村は、2022年に全日本F4選手権でシングルシーターデビュー。ラインキング4位でシーズンを終えた後、2年目はランキング2位となった。
中村は昨年、スーパーGT・GT300クラスなどに参戦した傍らスーパーフォーミュラ・ライツを戦いランキング4位。同年からステップアップの準備を進め、年末にはトムスからマカオGP FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップに参戦した。
そして今年、中村はフォーミュラ・リージョナル中東選手権(FRMEC)とフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FRECA)にR-ace GPから参戦。年初に開催されたFRMECの最終ラウンドでは表彰台を獲得し、FRECAでも先日のレッドブルリンク戦で初表彰台を獲得して2ラウンドを残しランキング9番手につけている。
そして中村は来季、F1傘下のF3へ昇格。所属チームのハイテックは今年からトヨタとジュニアカテゴリーでの協業を開始し、チーム名称も“ハイテックTGR”となった。
トヨタが均したルートを一歩一歩着実に進む中村は、F3デビューに向けた準備を進めるのが待ち切れないと語った。
「2026年FIA F3にハイテックチームの一員として参戦できることを大変誇りに思います」
リリースを介して中村はそう語った。
「この選手権でレースをすることは長年の夢でした。チームの信頼に感謝すると共に、僕のレーシングキャリアを通して支えてくれたTOYOTA GAZOO Racingにも深く感謝します」
「日本とヨーロッパでのレース経験から多くを学び、次の挑戦に十分備えることができたと感じています。テストを開始して、来年の力強いデビューに向けて準備を進めるのが待ちきれません」
またハイテックのF3チームマネージャーを務めるポール・ベルリンガーは、中村の起用について次のように語った。
「2026年シーズン、ジンをチームに迎えられることを大変嬉しく思う。彼は様々なカテゴリーのレースに適応できる非常に多彩なドライバーとしての地位を確立しており、FIA F3へのステップアップ後もその能力を発揮し続けると確信している」
「FRECAとFRMECでの活躍は高い潜在能力を示しており、安定した表彰台獲得と入賞が着実な成長を裏付けている」
「今後のキャリアにおける新たなステップにおいて、彼と緊密に連携し、その可能性を最大限に引き出す手伝いができるのを楽しみにしている」
ハイテックは今後、中村のチームメイトとなるドライバーを発表する予定。また2026年のF3で中村は、FRECAを戦った山越陽悠(VAR)と再び相交えることとなる。
なおF3の2025年シーズンは既に終了しているが、ポストシーズンテストが3回予定されており、初回テストは10月7日から10月8日にかけてスペイン・ヘレスで実施されることとなっている。

