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オールスターMVPに輝いたエドワーズが“陰のMVP”に感謝「彼が俺を目覚めさせたのは確かだね」<DUNKSHOOT>

オールスターMVPに輝いたエドワーズが“陰のMVP”に感謝「彼が俺を目覚めさせたのは確かだね」<DUNKSHOOT>

現地時間2月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズのホーム、インテュイット・ドームでNBAオールスターゲーム2026が開催された。

 今年のフォーマットはアメリカ出身選手たちを“USAスターズ”、“USAストライプス”の2チーム、外国籍出身選手たちで“WORLDチーム”を形成。この3チームが12分間のミニゲームを総当たりで戦い、上位2チームがチャンピオンシップゲームで激突した。

 ここ数年、オールスターゲームでは“3ポイントの打ち合い”、“ディフェンスレス”、“激しさがない”といったネガティブな声が上がっていたのだが、今年はこれまでと異なるフォーマットということもあり、激戦と言えるゲームが繰り広げられた。

 第1試合のWORLDチーム対USAスターズは、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が残り14秒に3ポイントを沈めてUSAスターズが土壇場で追いつき、12分間で決着がつかず初戦から延長に突入。

 オーバータイムは5点先取となり、エドワーズのフェイダウェイジャンパーでUSAスターズが先制するも、WORLDチームはヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)の長距離砲で逆転。しかしその後スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)が決勝弾となる3ポイントを沈めて、37-35でUSAスターズに軍配が上がった。
  続く第2試合は、ベテラン揃いのUSAストライプスが若手中心のUSAスターズと対戦。ケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)らが加点してUSAストライプスが主導権を握る。

 しかし、2連勝を狙うUSAスターズも徐々に追い上げ、残り約1分からケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)のレイアップ、エドワーズのレイアップ、さらにはエドワーズの3ポイントが連続で決まって残り20秒で逆転に成功。

 ところが、USAストライプスはスムースなボールムーブメントからドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)が左コーナーにいたディアロン・フォックス(スパーズ)へ。2度目の球宴となったスピードスターは、フェイクで相手ディフェンダーを跳ばせて決勝弾の3ポイントを決め、USAストライプスが42-40で試合を制した。

 第3試合のWORLDチームとUSAストライプスによる一戦は、ウェンバンヤマが19得点を奪うも、地元クリッパーズのカワイ・レナードが31得点と爆発。同点で迎えた終盤にも長距離砲を放り込み、USAストライプスが48-45で勝利した。

 決勝のUSAスターズ対USAストライプスの一戦は、前者がフィールドゴール成功率60.6%(20/33)で47点を奪ったのに対し、後者は同25.8%(8/31)と対照的なシュートタッチとなり、USAスターズが47-21で快勝。今年のミニトーナメントを勝ち上がった。
  大会MVPには、約26分の出場で32得点を積み上げたエドワーズが選出。通算4度目の球宴で1番の輝きを放った24歳は「この賞はすごく大きい。俺はミネソタを愛していて、ミネソタも俺のことを愛してくれているとわかっている。彼らのためにショーを見せるつもりはないと言ってはいたけど、実際にはショーを見せることができたよ」とコメント。

 今年のオールスターMVPは、ファン投票3つを含む計14票のうち、エドワーズが10票を獲得。残り4票はホームアリーナでスコアリングショーを展開したレナードだったが、WORLDチームで気を吐いたウェンバンヤマの奮闘も見逃せない。

 14日のメディアデーで「誰もが感嘆するようなプレーをしつつ、堅実なマナーの下でプレーし、エナジーを持ってボールをシェアすること。そのエナジーがあれば、相手もそれを分かち合わないといけない責任があると感じるはずさ。僕はそれが上手くいくと確信している」と話していた若きスターは、言葉通りコート上で率先してチームを牽引。

 ウェンバンヤマ擁するWORLDチームは2戦全敗も、いずれも3点差以内で決着する激戦を演じた。「(ウェンバンヤマが)この雰囲気を作り出してくれたんだ。3チームとも、間違いなく競い合っていた。彼が俺を目覚めさせたのは確かだね」と、エドワーズは“陰のMVP”を称えていた。
  延長の5点先取は例外として、今年のオールスターは3チームに分かれて各試合が12分間のミニゲームで開催。ターゲットスコア制ではなく、制限時間内に多くの点を奪ったチームが勝利するというシンプルなルールで行なわれた。

 アリゾナ州フェニックスで開催される2027年のオールスターゲームが、今年と同じ形式になるかはわからないが、エドワーズは好意的に語っていた。

「俺の言うことを他の選手たちはあまり理解しないだろうと思うけど、自分はこのフォーマットが気に入っている。試合時間はたった12分間で、選手たちを3つのチームへ分けている分、競争心が生まれるんだと思う」

 オールスターゲームのフォーマットでは、従来のイースタン・カンファレンス対ウエスタン・カンファレンスが最も人気で、現役選手たちも支持している。とはいえ、試行錯誤の末に行われた今年の球宴も、成功と呼べる大会だったと言える。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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