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アロンソが語るF1の古き良き時代。「今が悪いわけではないけど、これまでとは違うF1になってきている」

アロンソが語るF1の古き良き時代。「今が悪いわけではないけど、これまでとは違うF1になってきている」

2026年はF1グリッドに並ぶすべてのドライバーにとって重要な年となるだろう。レギュレーションの大幅変更は、理論上はすべてのチームにチャンスをもたらすが、特に伝統的なレースを好むドライバーにとっては、疑問符も付くだろう。

 F1はこれまで以上にマネジメント重視のレースになるのだろうかか? ストレートでのシフトダウンや予選での早めのアクセルオフなどは、ドライバーにとって不自然なのだろうか?

 44歳で2026年シーズンを迎えるフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、新レギュレーションについて次のように語った。

「どのレギュレーションにもそれぞれ独自の特徴があり、マシンやレギュレーションによって異なるドライビングテクニックが求められると思う。その点では、今回のレギュレーションはより劇的なものになると思う」

「ラップ中、そして時には予選でさえも、エネルギーを最適化するために行なわなければならないエネルギーマネジメントやドライビングの一部は、ドライバーの視点からすると少し面倒だ。100%の力で走りたいのに、今はそれ以上に考える必要があると思う」

 とはいえ、F1が本当にマネジメント競争になった場合に備えて、アロンソはすでに他の選手権で有益な経験を積んでいる。

「インディカーで走ってきたが、そこでの主な駆け引きはレースの75%で燃料を節約することだ。WECでも走っていたが、そこでもハイブリッドシステムとトラフィック状況を考慮したエネルギー制御が重要だった。結局のところ、レースはレースだからね」

「最初は全開で走れる、違うマシンに乗りたいと思っていたが、F1はハイブリッドパワーユニットという方向性に進んだ。それにはこうしたエネルギー管理が必要で、僕たちはいずれ慣れていくと思う」

 2001年のオーストラリアグランプリでF1デビューを果たして以来、アロンソはさまざまな時代を経験してきたが、そうした時代が最も純粋な形で戻ってくることは決してないだろうと考えている。

「マシンが軽く、速く、エンジンの音も、すべてがF1のDNAの頂点だった1990年代後半や2000年代初頭のような時代に戻ることは決してないだろう」

「今、僕たちはこれまでとは違うF1へと移行しつつある。それが良いのか悪いのかは分からないが、間違いなく違う」

 アロンソが言及するV10エンジン時代のF1は、ドライバーの観点から見ると大きな満足感を彼に与えていたという。

「以前のクルマの方が面白かったと思うけど、それを新しい世代に売り込む必要がある」

「今のクルマが劣っているとは言えないけど、以前のドライビングが今のドライビングより悪かったという意見には誰も同意しないだろう。確かに、昔のクルマの方がアドレナリンが出るし、限界まで運転する感覚もより強かった」

「ゴーカートに乗るときでさえ……あれはおそらく最も純粋なモータースポーツと言えるだろう。効率を最大化するために求められるような、効率主義やロボットのような運転ではなく、物理法則の限界で車を運転するのは素晴らしいことだ」

「(今の規則にも)興味深い点はいくつかあって、少しトライしてみるつもりだけど、先ほども言ったように、運転スタイルやコーナーへのアプローチにあまり多くのシステムが介入しない方が好みだ。運転中に少し考えすぎる必要があるように思えて、それが運転の喜びを損ねるリスクを常に抱えている」

 アロンソによると、これはF1だけに限ったことではないという。彼は、他のスポーツにもいくつかの基本原則の変化が反映されていると考えている。

「ここ数十年、モータースポーツに限らず、世界はそういう方向に進んでいるように思える。多かれ少なかれ、あらゆるものが同じような状況にあり、フットボール、バスケットボールなど、他の多くのスポーツでも同じようなことが起こっているはずだ。20年前なら、もしかしたら魔法のような夜を過ごした選手が試合に勝ったのかもしれない」

「今は構造が重要になってきていて、バスケットボールの試合で本当にパフォーマンスを発揮するには、何らかの仕組みが必要なんだ。だから、今の世代では誰かからインスピレーションを得るという感覚が少し忘れられてしまっている」

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