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中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

たくさん“手数”を打ったから見つけられた、自分の強み

──グループに入ってからのコンプレックスについても伺いたいです。

実は、小学生のときに抱えていた「周りとなじめない」という感覚と似たようなものは、グループに入ってからもありました。メンバー同士の「仲の良さ」も、グループ活動では大事にされるコンテンツの一つです。たとえば、自他ともに認める「仲良し2人組」や「シンメ」と呼ばれるような組み合わせでは、ユニット曲を歌ったりすることもあって、活躍の場が広がりやすいんです。でも、もともと特定の誰かと関係を深めたり、くっついたりするのが苦手だった私は、うまくそれができなくて。勘違いしてほしくないんですが、メンバーはみんな良い子たちばかりだし、仲も良いので、グループの雰囲気も良いんですよ。

それに、どうしても人から評価されてしまう仕事だからこそ、最初は自分の考えを発言するのが怖い気持ちもありました。気を抜くとハキハキ淡々と考えを述べてしまうし、葛藤しながら表に出ていたせいで、表情も硬くなりがちでした。それを周囲から「怖い」「生意気」と受け取られてしまうことも少なくなくて。

中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

──それでも、発信するようになったのはなぜでしょうか。

この仕事は続けたい。でも、今の私のままじゃ長くは続けられない。そう思って、ファン向けのブログやメールサービスで、自分の好きなことの発信をしてみたんです。大前提、好意的に思っていただいている方が集まる場所でなら、始めやすいんじゃないかと思って。

──好きなこと?

たとえば、好きなラジオ番組の感想や、歴史の話を投稿してみたり、最近学んだことのまとめノートを連載形式でシェアしてみたり。配信アプリで週に1度、自分で考えたフリートークを披露してみたり。そうしたら、ラジオ番組のゲストに呼んでいただいたり、テレビの歴史の番組の出演オファーをいただいたりして、仕事につながる場面が増えていきました。

一方で、うまくいかなかったこともあります。小学生のときから絵を描くのが好きだったので、メンバーの似顔絵を描いてブログで公開したこともあるんですよ。でも、当時は絵がうまいメンバーがたくさんいたので、あまり目立たなかった。

ただ、とにかく「手数」をたくさん打って分かったこともたくさんありました。どうせやるなら、自分の好きなことを仕事にしたいじゃないですか。でも、「自分が好きなこと」と「自分が向いていること」、そして「世間が自分に求めていること」とは違う場合も多い。長く仕事を続けるためには、この3つが重なるところを見つけよう、と。

──そのために、好きなことをとにかく発信して、世間が興味を持ってくれるポイントを探したのですね。では、「向いていること」はどのように見つけたのでしょうか?

それも、手数を打ったから見つかったと思っています。私、昔からラジオを聴くのが好きだったのですが、たくさん聞いているうちに「ラジオの場合は、生放送のときに黙って変な間が空いてしまうと、放送事故になる。むしろ、パッと言い切ったほうが面白いときもある」と気付いたんです。言葉の出しどころと出し方、誰に向けて喋るかによっては、「鋭さ」が武器になるんだなって。

思ったことをすぐに口に出せてしまう。ハキハキとした口調によって「怖い」「可愛げがない」と言われてしまうことも少なくなかったから、昔はそれがコンプレックスでした。でも、ラジオはそれが強みにもなる場所だったんです。

誰でも、いつからでも、何者にでもなれる

中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

──現在の山崎さんは、自分の強みを活かして、「はたらく」を楽しんでいるように見えます。

たしかに、「求めてもらえる場所が自分にもある」という実感を持ててから、やっと「はたらくって、楽しい」と思えるようになりました。

ながらく「私は社会になじめない人間なんだ」と思っていましたが、「言葉の強さ」や「人と違うものが好き」というコンプレックスが、強みになる場所があった。特に、昔から大好きだったラジオで冠番組をいただけたときは、ものすごくうれしかったです。

もちろん、仕事が楽しいと思う理由はほかにもたくさんあります。でも、楽しいと思えるようになった原点は、ここにあると思っています。

──ラジオパーソナリティという天職に巡り会えた理由を、ご自身ではどう分析していますか。

中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

正直、運が良かったと思います。ただ、せっかく運が巡ってきても、受け取る準備ができていないと、せっかくのチャンスを逃してしまう。たくさん手数を打って準備していたし、その過程で「自分が好きなこと」と「向いていること」を把握できていたから、いざチャンスが来たときに受け取れたのかな、と思っています。

──現在は、コンプレックスとはどう向き合っているのでしょうか?

「言葉の強さ」については、気をつけてはいるものの、考えたことをストレートに口にしすぎてしまって、「やってしまった」と思うことはまだまだあります。ただ、「だから自分の考えを言わない」のではなくて、「言い過ぎた」と思ったらすぐに謝罪することを心がけています。「発信に瞬発力がある」って、つまり愛や感謝の気持ちもすぐに発信できるってことだと思うから。

完璧な人なんていないのだから、コンプレックスを抑え込むのではなく、折り合いをつけて付き合っていけたらいいのかな、と今は思っています。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」モヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするために、何かアドバイスをいただけますか?

好きなことや向いていることがよく分からないなら、まずは「手数をたくさん打つ」ことから始めてみてはどうでしょうか。はたらく内容や場所を含めて、「どんな状況が、自分にとって居心地が良いのか」は、実際に試してみないと気付けないことも多いですよね。

また、今置かれている状況は、良くも悪くも永遠に続くものではありません。だからこそ、誰でも、いつからでも、何にだってなれると思うようにしています。「永遠はない」と考えると、今をもっと大事にしようって気持ちになれるんですよね。それでも続けられなくなったら、思い切って住む場所を変えたり、仕事を変えたりしてもいい。人それぞれ「これじゃなきゃいけない」ということは意外と少ないと思っています。時間はかかるかもしれませんが、きっと今から何にだってなれるんですから。

中学で“学年1位”→乃木坂46→慶應卒。それでも山崎怜奈が「社会になじめない」と悩んだ理由。”コンプレックスの塊”を強みに転換。

(「スタジオパーソル」編集部/文:仲奈々 編集:いしかわゆき、おのまり 写真:小野澤藍)

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