遠征組を襲う“宿泊地獄”
しかし、チケットを手にできたとしても戦いは終わらない。7月は夏休みシーズンと重なり、東京・大阪の宿泊事情は最悪のタイミングだ。
インバウンド需要の高まりもあり、国際フォーラム周辺のホテルは1泊3万円前後のプランが珍しくない。そのため、地方からの遠征組にとっては、チケット代・交通費・宿泊費を合わせて15万円規模の出費も現実味を帯びる。
「宿が取れないから夜行バスで帰るしかない」
そんな声すら聞こえるほどで、まさに“財力と執念”が試される戦いが展開しそうだ。
「嬉しい」の隣にある「切ない親心」
今回の盛り上がりの底には、他のアーティストの復帰とは異なる独特の感情が流れている。
それは、ファンが抱く“親心のような感情”だ。
2025年4月の野外フェス『ジゴロック2025』で、「明菜だー!生きてたぞ〜!」という歓声が響く中、16年ぶりの本格ライブを披露したときには多くのファンが涙した。
同じく、今回のライブツアーに関しても、「20曲以上も歌って体調は大丈夫か」「無理をしていないか」という不安の声もSNSには散見される。
「無理だけはしないで」
「ステージに立ってくれるだけでいい」
そんな優しい願いに対し、明菜はあえて「聴きたい曲をたくさんやる」と宣言した。この“互いを尊重し合う深い愛”こそが、彼女を伝説たらしめている。
