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「過去作は全然面白くなかった」ストリートファイター6はなぜ成功した? 格ゲーおじさんとドハマリした新規勢が語り合う“今と昔の格闘ゲーム”【格ゲー座談会】

「過去作は全然面白くなかった」ストリートファイター6はなぜ成功した? 格ゲーおじさんとドハマリした新規勢が語り合う“今と昔の格闘ゲーム”【格ゲー座談会】

 対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』(スト6)が、いま空前のブームを巻き起こしています。初心者でも直感的にコンボや必殺技を出せる「モダン操作」などの新要素が加わり、これまで格ゲーに触れてこなかったユーザーも巻き込んでかつてない盛り上がりを見せています。

 長年格ゲーを遊んできたプレイヤーほど「スト6の環境、充実しすぎ!」と驚きます。ランクマ、大会、対戦会などオンラインでもオフラインでも常に誰かと遊べる場が整っており、攻略動画も初心者向けから上級者向けまで網羅。プロゲーマーやストリーマーたちの熱い戦いやドラマを観戦して楽しむ「観るファン」も増えており、『スト6』自体が一大エンタメコンテンツになっているのです。

 実はねとらぼ編集部にも、そんなスト6にハマっているメンバーが多数います。その顔ぶれも20年以上格ゲーをやりこんでいる古参プレイヤーから、ストリーマーやVtuberの配信をきっかけに最近始めた人までさまざま。ひたすらトレモやランクマにこもる人、大会や対戦会に参加する人、推しプロゲーマーを追いかける観戦勢など、楽しみ方も人それぞれです。

 今回はそんなねとらぼのスト6勢が集まって、「なんでスト6ってこんなに流行ったの?」というテーマでざっくばらんに話してみました。「格ゲーは“人口”が正義」という究極の真理から「対戦中の“怒り”との向き合い方」、さらには禁断の「モダン・クラシック論争」まで、気付けば3時間を超える熱いトークに。その一部を抜粋してご紹介します。それでは……いってみましょおおおおおおおおお!

参加者

イッコウ:格ゲー歴20年くらい。スト6だけでなく、2D格ゲー全般が好き。対戦会は行くけど大会はあまり出ない。 使用キャラは秘密。MR2200

たろちん: 格ゲー歴2年。スト6から格ゲーを始めて大会にも出るくらいハマった。ゲーム実況もやってる。 使用キャラ:Cブランカ MR1800

つゆヒコ:格ゲー歴はスト6のみ、1年程。最近は観戦の方が割合多め。 使用キャラ:Mキャミィ MR1300

ポッポ:格ゲーはスト6から始めて、2年。ギルティギアなど、色々さわったけど難しすぎてスト6しか続いてない。なぜかたろちんリスナーと仲が良い。使用キャラ:Cキンバリー 最高がアルティメットマスター(MR1800)タッチ

のと:格ゲーはスト6から。暦は半年くらい。今は観戦中心。使用キャラ:Mジュリ ブロンズ

ふくた:スト4のアケ版から。以前は棒(アケコン)を使っていたが、今はパッドでインパクトボタンに指を添え続けることで年齢に抗っている。使用キャラ:Mケン MR1900

格ゲーを始めた理由

イッコウ:じゃあ始めますか。最初に言っとくと、これがどういう記事になるのか分からないので、本当に適当に喋ってくれてOKです。

たろちん: まずは、なんでみんなが格ゲーを始めたのか気になったな。

ふくた: 僕の場合はスト4か3rdぐらいからちょこちょこ触ってた感じで……。

格ゲーおじが解説する『スト4』『3rd』:『ストリートファイター4』と『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のこと。両方とも現在でも大会が行われる人気タイトル。

イッコウ: スト4と3rdって時期的にはかなり離れてるよね?

ふくた: いや、スト4のちょっと前に「背水の逆転劇」がネット上でバズってたからスト4が出る前に3rdのソフトを買って1人で遊んでた時期があったんですよ。 格ゲーはそのへんからやってます。

たろちん: いわゆる「格ゲーおじ」だ。

イッコウ: そのおじの更に数年前から俺はやってるんですけどね。なんならスト4シリーズなんて比較的最近かなぐらい。

ふくた: そう。これがおじの時間感覚です。

ポッポ: もう自分は分かりやすくて、CRカップのスト6を見て「かずのこかっけー!」てなって始めました。

格ゲーおじが解説する『CRカップ』:eスポーツチーム「Crazy Raccoon」が主催する招待制のeスポーツ大会。人気の配信者やプロゲーマーが参加し、注目度が非常に高い。

たろちん: かずのこなんだ。

ポッポ: はまってるVTuberがCRカップに出てて、そのチームの大将がかずのこで、分からないながらも「かずのこって人やばくね……」 と思って、そこから始めました。スト6のCRカップも何度かやってますけど、最初のやつですね。

たろちん: ふ~どさんがダルシム使ってたときの。

イッコウ: あのときウメハラさんが伝説残してたけど、そっちじゃないんだ?

ポッポ: いや、ウメハラとかはニコニコ動画で見る人って感じでした。 そのときは「まだ現役だったんだ」って思ったぐらいですね。

イッコウ: たろちんさんはなんで始めたんですか?

たろちん: 僕は「スト6出るからやろうぜ」って、格ゲーやってる友達に誘われたから。 スト2ブームのときに多少触ったこともあったんだけど、格ゲーと向き合うのはずっとしんどい、辛い、怖い、灰皿を投げられるみたいな……。

のと: イメージ悪いなあ……。

たろちん: ほんとにそんなイメージだったんだよ。だから最初から真面目にやろうなんて気は全然なくて。俺、ゲーム実況とかやってるから、友達がやるなら「じゃあ付き合いでやってみるか」くらいの感じだったんだよね。でも、やってみたら思いのほかハマっちゃった。

 もともとずっと酒を飲んでたんだけど、病気して酒をやめることになってさ。夜に飲んでた時間が急に手持ちぶさたになっちゃったんだよ。その代わりにトレモに没頭するようになって、それがすごく体に馴染んだんだと思う。不器用だけど、何度もやっているとコンボができるようになっていく。その達成感が良かった。

 「少しずつ強くなっていく それがいいんだ」ってリュウの名言があるけど、まさにあの感覚。コツコツやれば格ゲーって楽しいんだって気づいて、どんどんハマっていったんだと思う。スト6きっかけで、新しいゲーム体験を得られた感じだね。

ポッポ: 自分が続いたのは結構たろちんさんのおかげなところがあって。たろちんさんと同じ大会出たのをきっかけに、たろちんさんの周囲の人からも大会に一緒に出ようって誘ってくれて、それからもう毎晩のようにやってるんですよ。

つゆヒコ: 大会がモチベになってたんですね。

ポッポ: うん。 大会はめっちゃ出て大会に出ることで自分を試してたところはありますね。

イッコウ: スポーツ漫画じゃん。

ポッポ: で、仲間ができて、今は幸せになった。

イッコウ: スポーツ漫画のエンディングじゃん。

配信元: ねとらぼ

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