
山時聡真と菅野美穂がW主演を務める映画「90メートル」が3月27日(金)に全国公開となる。この度、場面写真と30秒予告が公開された。
■複雑な想いを抱える親子の感涙物語
本作は、人生の岐路に立つ高校生の息子と、難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った物語。新進気鋭の監督・中川駿のオリジナル企画を映画化。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。
難病を抱えた母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じるのは、スタジオジブリの「君たちはどう生きるか」で主役声優の座を射止め、ドラマ「ちはやふるーめぐりー」など話題作への出演で注目を集める山時。人生の岐路に立ったいま、東京の大学に進学したい気持ちと母のそばを離れるわけにはいかない状況下に置かれ、将来の選択を迫られる等身大の主人公を体現する。
母・美咲を演じるのは、自身も子育て中であり、「ディア・ファミリー」「近畿地方のある場所について」と母親役が続く菅野。日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母親を演じる。
そのほか、美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村香織役で西野七瀬、佑が所属するバスケ部のマネージャー・松田杏花役で南琴奈、バスケ部員・大平翔太役で田中偉登が出演する。主題歌は、大森元貴による書き下ろし楽曲「0.2mm」。
■主人公・佑(山時)と母・美咲(菅野)の日常が垣間見える場面写真8点を一挙公開
美咲の介護のため小学生の頃から続けてきたバスケ部を辞める決断をした佑は、ボールを手に悲しげな表情を浮かべる。一方で、佑の将来を願う美咲は、佑が自分の介護に縛られなくていいようにと、24時間の介護体制を整えるべくケアマネジャーの下村と密かに相談を重ねる。懸命な交渉により、24時間介護が実現したことを聞き安堵する美咲の様子が続く2点の場面が切り取られている。しかし、そこに写る佑はどこか複雑な眼差しで美咲を見つめている。母のそばにいるか、自分の未来か、葛藤を抱えたまま自分の想いを打ち明けられない佑は、美咲に対して冷たい態度をとってしまう。

■すれ違う母と子、普通の生活ににじむ迷い
24時間介護によって自分の時間ができた佑は、バスケ部のマネージャー・杏花(南琴奈)とともに受験勉強を始める。下校途中、寄り道をする杏花との2ショットは、まるで普通の高校らしい生活を取り戻したように見えるが、佑の表情にはなお迷いがにじんでいる。さらに、下村が佑に対して美咲と会話するように諭す場面や病に伏せる前の美咲の姿が切り取られたカットも。最後には、ベッドの脇でうずくまる佑の頭を思うように動かすことのできない手を力いっぱい伸ばして撫でる美咲のシーンも収められ、母の深い想いが場面写真からも静かに伝わってくる。

あわせて30秒予告映像も公開。大森の主題歌「0.2mm」を背景に美咲の佑に対する想いが凝縮され、「お母さん、大丈夫だからね。好きなようにしていいからね」という背中を押す母・美咲のセリフが胸を打つ映像となっている。

