「公演に出演している人間国宝の片岡仁左衛門(81)が『私の目の黒いうちに早く19代目勘三郎襲名を』とハッパをかけたようですが、18代目勘三郎が“3人目のせがれ”と呼んだ中村鶴松(30)の泥酔事件で、襲名への前段にケチが付きましたね」(梨園関係者)
勘三郎には勘九郎、七之助(42)の実子がいる。鶴松は一般家庭から勘三郎の部屋子になり、猿若祭二月大歌舞伎で初代中村舞鶴襲名が決まっていた。
「歌舞伎役者の血筋ではない家に生まれた主人公が精進を続け、才能を開花させる物語を描いた映画『国宝』が興行収入200億円突破目前の大ヒットを記録していますが、鶴松は映画の主人公そのものの生き方をしてきた。今回の逮捕で中村舞鶴襲名は見送られました」(演芸ライター)
1月18日未明、泥酔した鶴松は飲食店の出入り口ドアを損壊、警視庁蔵前署員に建造物損壊の疑いで現行犯逮捕された。翌日には釈放されたが、当時出演していた『新春浅草歌舞伎』は降板となった。
中村一門の“顔”に泥を塗った代償
「勘三郎さんは艶福家で女性との浮名も枚挙に暇がありませんでしたが、『平成中村座』の発祥の地である浅草では酒によるトラブルとは無縁だった。その浅草で鶴松は泥酔事件を起こした。中村一門の“顔”に泥を塗ったようなものです」(松竹関係者)
もっとも、歌舞伎役者の酒にまつわるトラブルは、今に始まったことではない。
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2010年の市川海老蔵(現・團十郎)殴打事件、2022年に週刊新潮が報じた市川中車(香川照之)の“銀座クラブセクハラ&暴行”騒動などが有名だ。
「中村屋でも、鶴松の“兄”に当たる七之助が05年に泥酔してタクシーに無賃乗車。駆けつけた警察官に暴行を加え、公務執行妨害で現行犯逮捕された過去があります」(同)
鶴松は映画『国宝』の快挙にも泥を塗った。
「週刊実話」2月26日号より
