WBC連覇に向けて宮崎で合宿をする侍ジャパンにおいて、井端弘和監督の存在感が爆上がりだ。2月17日に第2クールの初日を迎え、練習を完全非公開にした。
「室内では(選手たちが)遠慮しないで思ったことを言っていた」
と、井端監督は満足げだ。実は選手間でも、井端監督へのリスペクトは半端ない。
というのも、松井秀喜氏のWBC合宿初となる激励訪問があり、故障で長期離脱しているダルビッシュ有については、
「日本代表のアドバイザーとして宮崎合宿にフル参戦することになった。すべて井端監督の意向です」(WBC担当記者)
ダルビッシュは「井端監督は圧がすごい」と独特の言い回しで、その人柄を表現していた。
そしてチームの柱となる大谷翔平(ドジャース)からは、ドジャース戦略ディレクターの役職にあるウィル・アイアトン氏が、侍ジャパンのスタッフ入りをすることになった。
アイアトン氏は大谷の通訳としてもお馴染みの人物。ドジャース内での評価は高い。WBC第3回大会では、アイアトン氏が現役選手としてフィリピン代表メンバー入りしている。
「そんな大谷も、井端監督には『遠慮しないでください』と話しています」(前出・WBC担当記者)
前回大会の栗山英樹監督の抜擢は、
「大谷をWBCに招集したいという意向から、いわば一本釣りだった」(WBC関係者)
今回はイチロー氏や松井氏にも声をかけるなど、井端監督が誕生するまではとにかく難産だった。巨人1軍内野守備走塁コーチ時代(2016年~2018年)では「三塁が本職だった岡本和真(ブルージェイズ)に「プロの一塁手とは何ぞや」を徹底して教え込んだ。
一度、関わりを持った関係者の、井端監督の評価は盤石なものがある。合宿前には西武・平良海馬、阪神・石井大智の離脱こそあったが、ここまでのチーム作りは順調なようだ。
(小田龍司)

