昨年、日本国内で50件以上のモバイルバッテリー発火事故が発生し、その中にはAnkerの製品も含まれていた。この事態を重く受け止めたAnkerは、モバイルバッテリーのリーディングカンパニーとして、製造、使用、回収という各段階における包括的な安全性の向上に取り組むことを発表した。
製造の工程を監視し、意図的な製品品質低下を把握
まず製造段階においては、現場管理システムを刷新し、新たにモニタリングシステムを導入することで、Ankerが指示した製造工程が厳格に守られているかを監視できる体制を構築したとのこと。これまで、あるていどサプライヤーを信頼した体制だったのが、途中で勝手に部品の品質を変えられたりした案件を受けてのものだと思われる。

また、新しい品質基準に満たない委託先との契約を終了し、パートナーの再選定を行った。さらに、自社のテストラボを増設し、過酷な温度下での動作確認や、充放電特性試験といった厳格なテストをさらに厳密に行える体制を整えた。
自分のアカウントで、自分の製品の購入時期などを確認
使用段階においては、ユーザーに対する利用時の注意事項に関する啓発活動を強化するとともに、ユーザーが購入時期や型番を自分のアカウントに登録できる仕組み『Anker My Gear』を導入するという。

これにより、自分のアカウントでログインすると、ユーザー登録した製品の購入日時の確認や、リコール時の迅速な特定が可能になった。
さらに、リチウムイオン電池安全啓発キャラクター『リイオンくん』を制作。耳のところが燃えているのが、かなり攻めたデザインだ。このキャラクターはリチウムイオンの安全性の啓発活動であれば、Anker以外も自由に使えるとのこと。
