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『あんぱん』中年になってから初舞台を踏めたメイコ モデル・暢さんの妹には「宝塚」の夢があった?

『あんぱん』中年になってから初舞台を踏めたメイコ モデル・暢さんの妹には「宝塚」の夢があった?


メイコ役の原菜乃華さん(2023年2月23日、時事通信フォト)

【画像】え… 「かわいすぎる」「顔同じ」 コチラが『あんぱん』メイコ役・原菜乃華さんの子役時代(11歳)の姿です

SPドラマは「初舞台の裏話」

『アンパンマン』の作者、やなせたかしさんとその妻の暢(のぶ)さんをモデルにした2025年前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、完結後のSPドラマとキャスト座談会の特別番組が放送中です。第2夜となる9月30日には、主人公「柳井のぶ(演:今田美桜)」の妹「辛島メイコ(演:原菜乃華)」が主人公の「メイコの初舞台」が放送されます。

『あんぱん』第25週「怪傑アンパンマン」では、1976年に実際に上演されたミュージカル『怪傑アンパンマン』のエピソードが描かれました。昔から歌が得意で、かつてNHKの「素人のど自慢」に挑戦するも夢破れたメイコは、コーラスのキャストたちを羨ましそうに見ており、124話では「一度は人前で歌ってみたかった」と母「朝田羽多子(演:江口のりこ)」に吐露します。

 そして、125話ではコーラスに欠員が出たため、『怪傑アンパンマン』本番でメイコがバックコーラスのひとりとして歌と踊りを披露しました。「メイコの初舞台」では、その裏で何があったのかが描かれるようです。かつて夢が叶わなかったメイコが、中年になってから初舞台を踏むエピソードは多くの視聴者に感動を与えました。

『あんぱん』は史実に基づきながらも大胆なフィクションが加えられており、特に記録が少ない暢さん(旧姓:池田)の家族に関しては、さまざまなドラマオリジナルの物語が描かれています。メイコの歌の夢もそのひとつですが、少しだけ史実に関係している部分がありました。

 暢さんの妹は、次女が瑛(えい)さん、三女が圀(あき)さんといい、晩年に経理として暢さんたち夫婦を手伝っていた瑛さんに比べ、圀さんに関する記録はほぼありません。しかし、彼女が「歌に関係する仕事」になりたがったのは事実のようです。

 やなせさんと暢さんが初めて出会った高知新聞時代の情報を中心にまとめた書籍『やなせたかし はじまりの物語: 最愛の妻 暢さんとの歩み』(高知新聞社)では、暢さんの幼少時についての記述がいくつかありました。

 池田家の大黒柱、暢さんの父の鴻志さん(1924年に39歳で死去)は、当時の大手総合商社、鈴木商店で働いており、一家はなかなか裕福だったそうです。勉強もスポーツも得意な暢さんは、さらにピアノとバイオリンの習い事もしていました。『やなせたかし はじまりの物語』には、まだ幼い頃の圀さんがある日「宝塚音楽学校に入りたい」と言い出すも、「快活で歌の上手な暢さんの方が『向いている』と、周囲が勧めた」ことが書かれていました。

 それ以上の情報はないので、ここで圀さんは夢をあきらめてしまったのかもしれません。

 また、1992年からはやなせさんの秘書を務めた越尾正子さん(現:株式会社やなせスタジオ代表取締役)の著書『やなせたかし先生のしっぽ: やなせ夫妻のとっておき話』(小学館)に書かれた暢さんの談によると、宝塚を目指そうとした圀さんは当時世話をしてくれていた人から「暢さんだったら入れるけれど、あなたでは無理だ」と言われ、「駄々をこねた」そうです。

『あんぱん』のドラマガイドブックを読むと、メイコが歌がうまい設定は初期から固まっていたとのことで、演じる原さんは役のためにボイストレーニングに通ったことを語っていました。物語の最後に叶ったメイコの「人前で歌いたい」という夢には、宝塚に入って音楽の道に進むことができなかった幼い圀さんの実話も関係していたのかもしれません。

配信元: マグミクス

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