・冷凍パンの味
さて、ここで気になるのが「冷凍したパンってどうなの?」という点だろう。なんとなく味が落ちていそうな気がするが……。
公式サイトによると、パンスクは独自の冷凍技術で焼き立ての香りや食感を閉じ込めているという。なんでも常温保存したパンと比較して、水分量が120%の状態を維持しているそうだ。
なるほど、よくわからないがスゴそうである。
店頭に並んでいたパンではなく、パンスク用に用意したパンを使用しているという点も興味深かった。というわけで、手順に従ってトースターで温め直してみる。
数分後──。
結論から述べると、完全にさっきお店で買ってきたパンだ。解凍したようなパサつきがまるでない。外側はパリッと香ばしく、中はもっちりとしている。
あまりにも自然すぎて、冷凍だったこと自体を忘れるような仕上がり。温め直す手間は少々あるが、このクオリティなら納得である。
目を閉じて噛みしめると、一度も訪れたことのない佐賀の風景が浮かんでくる……は、さすがに言いすぎだが、見知らぬ土地で入ったお店のような旅情を感じずにはいられない。
いつもの朝の食卓が、気づいたら旅先のカフェになっている。なるほど、これが「パンの旅」か……と、妙に納得してしまったのだった。
・縛りなし
継続のハードルも低い。サブスク(定期購入)といえば「最低〇回は続けて」という回数縛りがつきものであるが、パンスクはそういった縛りは特になし。休会・退会の手続きもサイト上で完結できる。
個人的には、他のサブスクサービスと比較してサイトのデザインやシステムが簡潔で、辞めさせないための罠がない点も好感を抱いた。
