現地2月18日、ミラノ・コルティナ五輪のクロスカントリー女子団体のスプリントフリー予選が開催され、思いもよらぬハプニングが注目を集めた。
各国のアンカーがゴールしていくなかで、中継画面の奥のほうに突如として一頭の犬が姿を見せたのだ。いったん走るのをやめて端で佇んんでいたが、そこにデッドヒートするテナ・ハジッチ(クロアチア)とコンスタンティナ・ハラランピドゥ(ギリシャ)が通り過ぎると、彼女たちを追って猛ダッシュ。一緒にフィニッシュラインを切ってゴールするというシュールな画が映し出されたのだ。
ドイツ紙『BILD』は「クロスカントリーで恐怖!」と題し、「突然、放し飼いの犬がコース内に乱入して走り抜けた」と驚きをもって報じた。記事のなかでハジッチは「最初はオオカミかと思って、きついレースのせいで幻覚を見ているのかと思いました。とても大きくて、横を通り過ぎるときには、もしかしたら噛まれるんじゃないかと怖かったです」と恐怖体験を明かした。
一方のハラランピドゥは意に介さずで、「幸い、とてもおとなしい犬でしたね。ゴール直前ではカメラを追いかけていて可愛かったし、レースの妨げにもなりませんでした。面白かったです。私自身、あまり良いレースではなかったので、そのおかげでレースのことを忘れられました。彼のおかげで今は有名になったので、感謝しないといけませんね」とコメントした。
とはいえ、一歩間違えば危険だったのはたしか。『BILD』紙は「その迷い犬は野犬ではなく、首輪をつけていた。おそらくメインスタンド付近で飼い主から離れてしまったとみられる」と前置きしたうえで、「もちろん、結果的には関係者全員にとって笑い話のようになったとはいえ、決して危険がなかったわけではない」と警鐘を鳴らす。そして、「「もそもコースに入り込めてしまったこと自体が良くありません。私自身はメダルを争っていたわけではないので大きな問題ではありませんが、もしメダルがかかった決勝で起きていたら、危険な事態になっていたかもしれません」というハジッチの言葉を紹介している。
構成●THE DIGEST編集部
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