中国の大型連休「春節」が始まったものの、中国政府の渡航自粛要請の影響で観光客は激減し、日本各地の観光地や商業施設の売り上げに影響を及ぼしていた。
そんな中、「コリアンタウン」として、お馴染みの新大久保(東京・新宿区)で、中国人客でにぎわっているのは、中国発の激安ティードリング・アイスクリームチェーン「MIXUE(ミーシュー)」だ。新大久保駅を出て、大久保通りを「左」に向かって徒歩約2分の場所に、昨年11月1日にオープン。赤い看板と雪だるまのキャラクターが目印だ。新大久保在住のライターがこう解説する。
「ソフトクリームとタピオカミルクティーがメイン商品。オープンから約3カ月が経ちますが、平日でも行列を作り、ほとんど日本に住んでいる中国人のお客さんで込み合っています」
新大久保の新しい「名物」になりそうな勢いだが、そこにライバル店が登場した。昨年12月24日にオープンしたのは、韓国発のフローズンヨーグルトブランド「YOAJUNG(ヨアジョン)」だ。こちらは、新大久保駅を出て、大久保通りを「右」に向かって、徒歩約3分の場所、とこちらも好立地。青い看板とフローズンヨーグルトのマスコットが描かれている。
「もともと昨年8月に、大久保通の南側を平行に走っている職安通りまでの路地の一つで、韓国グルメやコスメ、ファンションの店が多い『イケメン通り』にオープンしていて、こちらはテイクアウト専門店。新店舗では店内が広い作りで、イートインが楽しめるようになりました」(前出・ライター)
これにより、新大久保駅を挟んで、約5分圏内の位置に話題のファストフード店が誕生。ここに来て新たな展開を迎えていると、前出・ライターが続ける。
「お互い新大久保に住む同胞の人たちには知られていますが、次のターゲットは日本人の女性客です。特に学生が春休みに入り、平日の昼間でもコリアンタウンが賑わいを見せる中、どちらが多くの客を呼び込みリピーターに囲い込めるのか。赤と青の飲食店による中韓バトルが勃発しています」
流行に敏感で、流行りすたりが早い街だけに、どちらが人気を定着させることができるのだろうか。
(海原牧人)
編集プロダクションを経て、フリー転身。雑誌&WEBを中心にスポーツ、芸能、政治、街ネタを執筆中。
(写真はイメージ)

