●高校生がAIのLLMを理解する!?
茨城県教育庁が開催した「AI講座」では、サードウェーブのAI開発エンジニアとタッグを組んで、県立高校2校の高校生たちに、半年間かけてLLM(大規模言語モデル)を開発する授業をプロデュースした。「高校生にLLMを教えて、わかるものだろうか」と思うかもしれないが、最終的には生徒たちがテーマに沿った「チャットボット」を開発し、その成果を発表しあったという。
他にも、驚かされる活動では、島根県立松江ろう学校での特別授業。生徒にデジタルスキルを身に付けてもらうことによって、職業の選択肢の幅を広げ、将来自身で生計を立てられる力を養う狙いで昨年度から始まった活動だ。
今年度は同校の創立120周年記念プロジェクトとして、在校生と卒業生の交流の場を創出してあげたいという先生の想いから、マインクラフトでの「バーチャル版 松江ろう学校」づくりが決まった。その第1回目の授業を行ったのが、NASEF JAPANの理事でもある東京大学 大学院情報学環の客員研究員のタツナミ シュウイチさんだ。
生徒達の「音楽教室から作りたい」という要望に応えて、実際の音楽教室に移動して教室内を実測した後に、マインクラフトでの音楽教室作りがはじった。今では、卒業生のおじいちゃん・おばあちゃんが昔の校舎の写真を持って当時の話を交えながら「バーチャル版 松江ろう学校」づくりを応援してくれているという。
当初は想定していなかった形で若い在校生と世代を超えた卒業生との交流も始まっているようだ。デジタルで地域社会の交流を深める取り組みとして注目される。
国際交流では、NASEFとNASEF JAPANの連携により、「日本の高校」と「米国の高校」と姉妹校を結んで交流を深める活動の架け橋をNASEF JAPANが担っている。
NASEF JAPANのほんの一部を紹介したにすぎないが、こうした活動を通じて独自の教材も開発している。
大浦専務理事は「今後は高校生だけでなく、小・中学生や大学生、全日本高校eスポーツ選手権に出場したOBやOGの人たちとつながる大きなコミュニティーを育てていきたい」と語る。既に、高校生向けにつくった探求学習の教材に加え、小・中学生向けの教材の開発も進めている。
NASEF JAPANの活動に興味を持つ企業や団体は、2月25~27日に開催する「会員制度説明会」で意見交換をするといいだろう。

