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篠山鳳鳴高校が描く未来 全校生徒で挑む探究Dayの現在地と挑戦

全校生徒が主役になる日 「探究Day」という一日

探究活動の手法について学習

こうして積み重ねてきた探究活動の成果が披露されるのが、3月5日に開催される「探究Day」です。特徴的なのは、一部の代表生徒だけでなく、1・2年生全員が発表に関わる点です。

発表はステージでのプレゼンテーションに加え、ポスターセッション形式でも行われます。ポスターセッションとは、自分たちの研究内容を一枚のポスターにまとめ、来場者と対話しながら説明する発表方法です。一方的に話すのではなく、質問を受け、やり取りを重ねながら内容を深めていく。その場で考え、言葉にする力が問われます。

さらに当日は、米国シアトル研修の成果やSTEAM探究科での学びの紹介も予定されています。教室の中だけで完結するのではなく、外の世界とつながりながら探究を広げてきた様子がうかがえます。

昨年度も同様に「探究Day」が開催され、学校として探究活動の成果を発信してきました。今年はそれをさらに発展させた形での実施となります。数年にわたる取り組みが一本の線となり、その現在地を示す場がこの発表会なのです。

全校生徒がそれぞれのテーマに向き合い、自分の言葉で語る一日。そこには単なる成果発表以上の意味があります。日々の授業で重ねてきた問いや試行錯誤が、形となってあらわれる瞬間でもあります。

探究Dayは、外部の来場者やオンライン視聴者に向けて開かれていますが、同時に学校自身がこれまでの歩みを確認する場でもあるはずです。篠山鳳鳴高校が目指してきた学びの姿が、どのような形で表現されるのか。その一日は、これからの教育の可能性を感じさせる時間になりそうです。

地域の未来とともに歩む 篠山鳳鳴高校の挑戦

生成AIの活用実践

人口減少や過疎化という言葉は、ニュースで目にする機会も増えました。しかし、その現実を前提にしながら教育のかたちを変えようとしている学校は、決して多くはありません。

篠山鳳鳴高校が取り組んできた探究活動は、単なる新しい授業の試みではなく、地域の未来を見据えた選択のように感じられます。若者一人ひとりの存在価値が大きくなる時代だからこそ、「自分で問いを立て、考え、行動できる力」を育てる。その姿勢が、2019年から続く探究の歩みにつながっています。

STEAM探究科の新設やDXハイスクールとしての取り組みも、流行を追うためのものではありません。社会の課題を多角的に捉え、技術を道具として使いこなす力を身につけるための土台づくりです。地方にある高校であっても、いや、だからこそできる挑戦があるのだと感じさせられます。

3月5日の「探究Day」は、その歩みの現在地を示す場です。全校生徒がそれぞれのテーマを持ち、発表に立つ。その姿は、地域にとっても大きな意味を持つはずです。若い世代が何を考え、どのように未来を描こうとしているのか。それを知ることは、地域全体の可能性を知ることにもつながります。

学校は、地域の中にあります。そして地域もまた、学校とともにあります。篠山鳳鳴高校が続けてきた探究の取り組みは、その関係性をより強く結び直す挑戦でもあるのかもしれません。

これからの時代に求められるのは、答えを知っている人よりも、問いを持ち続けられる人です。篠山鳳鳴高校の探究活動は、その力を育てようとする実践のひとつです。「探究Day」という一日は、その積み重ねが確かに形になっていることを示す場となりそうです。

兵庫県立篠山鳳鳴高等学校 概要

所在地:兵庫県丹波篠山市大熊369
学校長:西田利也
課程:全日制単位制普通科
学科:STEAM探究科1クラス、普通科3クラス
設立:明治9年(1876年)

公式サイト:https://www.hyogo-c.ed.jp/~homei-hs/

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