●女性社員のアイデアが製品につながる 働きやすい環境も大切
話を聞いたのは、代表取締役を務める櫻田良太さん。創立7年目を迎え、6期連続で売り上げを伸ばしているというMOTTERU。最近では、LOFTやハンズといった生活雑貨を取り扱う小売店にも製品を展開している。早速話を聞いてみよう。
──会社、そして製品の特徴について。
櫻田さん(以下敬称略) スマホアクセサリーメーカーで20年ほど営業や企画に携わってきたんですが、他社との差別化を図っていくためには、明確なブランディングが必要ということを肌で感じました。
そうした中で、スピンアウトし「誰もが持ちたくなるプロダクトを」をコンセプトにMOTTERUを立ち上げました。
製品としては、女性からも愛されるようなかわいらしい製品を多数展開しているところです。また一般的な企業がメーカー保証半年~1年なのに対して、我々は2年と設定しているように、品質についても重きを置いています。
──なるほど、品質もですが、カラフルな製品が多いですよね。
櫻田 はい。こうした製品アイデアが生まれてくるのは、当社で働く女性、そしてお母さま方のおかげだと思っています。当社の社員は約6割が女性なんです。
ですから、オフィス環境含めて、彼女たちが働きやすくなるような取り組みを積極的に取り入れてきました。
私自身、幼少期は両親が忙しく、例えば授業参観に来てくれないなんてこともありました。その経験も踏まえ、子どもが熱を出したら在宅OK、授業参観や子どもの送り迎えにも対応できるよう私用での外出もOKと、フレキシブルな業務体制で経営を行っています。そこも当社の特徴の一つと言えるかもしれません。
もちろん楽天やAmazonでいただいたレビューも、製品改善やアイデアにつながることが多いです。どんなカラーが欲しいのか、どこが不便だったのか、気づきを得られるきっかけになります。ちなみに時間があるときに、レビューは私が全部チェックしています(笑)。
●コストはかかっても設備が整った工場で生産 エンジニアも本社に在籍し不具合対応も早い
──御社の安全性に関する取り組みについて教えてください。
櫻田 一言で言えば「品質には妥協しない」です。
我々の製品は中国で製造していますが、視察に行くと実感するのは、工場の設備のレベルは本当にそれぞれということ。
その中でもランクの高い工場は、検査機器が充実していて、設備が整っています。そして、自動化が進んでいるというのが特徴として挙げられます。
そうした工場で製造するとコストは上がりますが、当然品質面では非常に優れています。例えば、一般的なモバイルバッテリーが繰り返しで使用できる回数が約500回。それを当社のリチウムイオン電池は約1000回以上使えるものを使用しています。オーバースペックではありますが、それだけ品質の良いものを使っているということがわかるかと思います。
また、企画・設計段階から工場と連携して製品開発を行っています。エンジニアも当社に在籍しているので、問題が起きた場合でもすぐに解析できるのが強みです。

