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【コンビニの謎】「1個買うと1個もらえる」の費用は誰持ち?「700円くじ」が消えた理由は?専門家が明かす販促事情

【コンビニの謎】「1個買うと1個もらえる」の費用は誰持ち?「700円くじ」が消えた理由は?専門家が明かす販促事情

【変化】なぜ「700円くじ」は消えてしまったのか?

「700円以上でくじが引ける」キャンペーンが実施されなくなった理由

カバー率を100%にするための方法としては、数年前までよく実施されていた「700円以上購入するとくじが1枚引ける」キャンペーンでも良いと渡辺さんはいいます。

「費用を負担するメーカーとしては、 “1つ買うと1つもらえる”はお客様がどれだけその商品を購入するかによって上限数はありますが負担する費用が読めません。そのため当たりの本数が決まっているくじの方がありがたいわけです。多くの場合、該当商品は1店舗で1~2本だったりしますから、金額が読めることはありがたいんです」(渡辺さん)

そういえばここ数年「700円以上買うとくじがひける」キャンペーンをやっていない気がします。

「それはコロナの影響ですね。接触を避けるため、コロナ禍以降くじのキャンペーンは実施しなくなりました。さらに外国籍の店員さんが増えていたり、人手不足だったりして、できるだけ手間のかかるオペレーションをなくす傾向にあります。

“1つ買うと1つもらえる”キャンペーンはお客様が該当商品をレジまで持って来てくれて、バーコードを読み取るだけなのでスタッフの手間も最小限で済みますから」(渡辺さん)

【今後】テレビCMより効果的? コンビニ販促の未来

さらに近年は、レジ上の「店内サイネージ」の導入も影響していると渡辺さんは指摘します。

「店内サイネージはテレビCMよりも効果があると考えるメーカーも増えているため、一般的な広告宣伝費を減らし、コンビニ店内の販促予算に費用をシフトする傾向にありますね。コンビニで売りたい商品は“1つ買うと1つもらえる”販促や、店内のサイネージCMにお金をかけた方が品揃えもしてもらえるし、売り上げも上がる。

コンビニでは年間5,000の商品が並び、うち7割が入れ替わっています。より長く販売するためにはメーカーも販促の方法を変えなければいけない事情があるんですね」(渡辺さん)

私たちにとっても新しい商品に出会える機会が増えているのでありがたいですね!

渡辺広明さん

渡辺広明さん
消費経済アナリスト、流通アナリスト、コンビニ評論家。1967年静岡県浜松市生まれ。株式会社ローソンに22年間勤務し、店長、スーパーバイザー、バイヤーなどを経験。現在は講演会業務を中心に、商品開発・営業・マーケティング顧問・コンサル業務など幅広く活動中。フジテレビ『Live News α』ニュース解説、TOKYO FM『馬渕・渡辺の#ビジトピ』パーソナリティ。

取材・文/松本果歩

配信元: MonoMaxWEB

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