最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
ゼロカロリーの炭酸飲料で脳が縮む!? 認知症リスクを高める4つの飲食物〈ハーバード×スタンフォード名医が警鐘〉

ゼロカロリーの炭酸飲料で脳が縮む!? 認知症リスクを高める4つの飲食物〈ハーバード×スタンフォード名医が警鐘〉

世界中の研究所でその原因や治療法が研究されている認知症。ボストン大学の研究では、特定の人工甘味料を日常的に摂取している人ほど、脳の記憶を司る部位が萎縮しているという結果も報告された。私たちは健やかな老後に向けて何に気をつけるべきなのか。

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』より一部抜粋、再構成してお届けする。

人工甘味料は危険性が高いという報告

認知症は、とにかく世界の大問題です。

認知症患者のためにどれだけのお金と時間と人力を使うのか、という社会的な損失が議論されています。それと、世界中で原因や治療法がものすごく研究されているわけです。

認知症のタイプもいくつかあって、いわゆる脳が縮小する一般的なアルツハイマー型の認知症以外にも、ピック病といって人格が崩壊していく、まったく別人になるタイプもあります。凶暴的になったりとか、悪意に満ちた人格になったり、認知症の具体的な症状も、いろいろです。

認知症による機能障害の中で一番顕著な症状は、記憶障害です。体の外部から入ってくる様々な刺激は、脳の神経細胞と神経細胞がどれだけつながっているかにより、情報として貯め込まれますが、その情報の蓄積場所である海馬が萎縮して、脳全体もあちこち萎縮する。それが認知症の一つの特徴です。

ボストン大学の研究で、人工甘味料の入ったゼロカロリーのコーラを1日3本飲んでいると、脳の容積が萎縮するという結果が出ました。

特に海馬の容積が萎縮するという結果があり、鬱病についても発症率が上がったとのことです。

人工甘味料入りの飲み物の多くにはアセスルファム・カリウム、それからアスパルテームという人工甘味料が入っています。そういう成分で脳の萎縮、海馬の萎縮が進むとすれば、やはり避けたほうがいいでしょう。

危険といわれているものについては、その時点で危険性を否定することができなければ、量を減らすとか回数を減らすとか、ある程度、危険を回避したほうがいいのです。

認知症については様々なでたらめ情報も氾濫しています。認知症の原因はストレスだと言い切っているものもあります。それは明らかに間違いです。

ストレスが原因で認知症になるわけではなく、海馬の中で異常なことが起こっているのです。神経細胞の中にタウタンパク質という異常な物質が蓄積したり、細胞外にアミロイドβという異常なタンパク質が蓄積したりして、細胞が弱っていきます。普通ではないので病気なのです。

それをストレスが悪化させることは十分あります。単純なストレスだけでは病気にはならないので、ストレスを回避してあげることで一時的に症状の悪化を抑えることはできる場合がありますが、本当の病気であればストレスを取り除いても病気は進行し、根本的な解決にはなりません。

ストレスが本当に原因であれば、ストレスをなくせば世界中のアルツハイマー型認知症の人は全員いなくなってしまいます。

避けるべき食べ物、摂るべき食べ物

認知症が良いほうに向かうとか、完治するとか、残念ながらそういうことはありません。

また、抱擁や手をつなぐなどの温かいスキンシップは、「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。

オキシトシンには、ストレスの緩和、痛みの軽減、血圧の低下といった効果があり、患者さんの心を穏やかにします。ストレスを下げてあげて、スキンシップを増やして、大脳辺縁系などに良い刺激を与える。その認知症の患者さんに幸せな気分になってもらえれば、こちらも幸せになります。

脳には大脳辺縁系といって、好き嫌いを判別するなど、情動を司る場所があって、アルツハイマー病ではこの部分が損傷を受けることが多いのです。心地よい音楽、懐かしい写真、好きな香り、楽しかった想い出を振り返る回想法という働きかけにより、大脳辺縁系に快い刺激を与え、脳全体の活性化につながります。

認知症は治る病気ではないので、その人が亡くなるまで付き合っていかなければなりません。治らないので、あまり民間療法などを過信するのもよくありません。

認知症には特効薬がないので、悪化原因をできるだけ取り除くことが大切です。

①加糖飲料、高糖質の食品
高血糖値が続くと、脳を含む全身の血管が老化し、認知症のリスクが高まります。(清涼飲料水、お菓子、ケーキなど)

②超加工食品(工場で大量生産される食べ物)
ホットドッグ、フライドポテト、菓子パンなどには質の悪い油、糖分、塩分、人口添加物が含まれ、脳の炎症を悪化させます。これらの摂取量を10%減らし、健康的な食品に置き換えることで、認知症リスクが19%減少するという研究報告もあります。

③飽和脂肪酸、トランス脂肪酸
脂身の多い肉、揚げ物、生クリームなどは、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や認知症のリスクを高めます。

④過剰なアルコール
そもそもアルコールは、神経細胞に直接的な毒性をもたらします。

これらの食品を完全に避ける必要はありませんが、摂取量を減らし、野菜、果物、魚、ナッツ、オリーブオイルなどを中心とした地中海式ダイエットをお勧めします。

文/梶原一人

提供元

プロフィール画像

集英社オンライン

雑誌、漫画、書籍など数多くのエンタテインメントを生み出してきた集英社が、これまでに培った知的・人的アセットをフル活用して送るウェブニュースメディア。暮らしや心を豊かにする読みものや知的探求心に応えるアカデミックなコラムから、集英社の大ヒット作の舞台裏や最新ニュースなど、バラエティ豊かな記事を配信。

あなたにおすすめ