復帰した“狂犬”ボーカルが、闇をさらに深くする
今回の新譜で最も注目を集めているのが、約12年ぶりに復帰したボーカルの存在だ。彼の声は、聴く者を不安にさせるほど剥き出しで、綺麗に整えられたメタルとは対極にある“泥水の咆哮”。その存在が『3111』に圧倒的な説得力を与えている。
60代を迎えたメンバーたちは、丸くなるどころか「過去最高に狂暴」な音を鳴らしている。それは、彼らが生きる現代社会が、かつてよりもずっと狂暴で冷酷になってしまったからだ。
日本にも迫る「ゾンビ薬物」の影。対岸の火事ではない
「3111」の地獄を“海外の話”として笑っていられるだろうか。日本でも今、合成カンナビノイドを含むゾンビ薬物”が急速に広がっている。
「ゾンビタバコ」「大麻グミ」などの形で若者の生活に入り込み、意識障害や異常行動を引き起こすケースが相次いでいる。
一度手を染めれば、正常な判断力を失い、人生が崩壊する危険性は決して誇張ではない。麻薬の闇は、すでに私たちのすぐ隣まで来ている。
