「1月中旬からインフルエンザ患者が急増して、全国各地の小・中学校で学級閉鎖が続出している。東京では17年ぶりに1シーズン2度目のインフルエンザ注意報が出た。インフルエンザB型の増加が、感染者急拡大の理由の一つとみられます」(医療ジャーナリスト)
厚生労働省によると、2月8日までの1週間に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は、1医療機関あたり43.34人。前週の約1.4倍で「警報レベル」に達している。
「年代別では、10歳未満と10代の患者が全体の8割以上を占めている。集団活動する小・中学校の学級閉鎖は増加の一途を辿っていくでしょう」(同)
東京都は1医療機関あたりの感染者数が10人を超えた段階でインフルエンザ注意報を出している。2月8日までの1週間は39.39人で警報レベルだ。
「感染者の9割近くがB型です。この時期にインフルエンザB型がピークを迎えるのは初めてですよ」(東京都江戸川区内のS外科クリニック院長)
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B型はステルス性が強く厄介
昨年10月中旬から激増したインフルエンザは、感染して1~2日の間に高熱が出る激症型のA型だった。頭痛、全身の倦怠感・筋関節痛などが突然現れ、咳、鼻汁などの上気道炎症状が続く。合併症として高齢者は肺炎・気管支炎、子供は中耳炎やインフルエンザ脳症を起こすこともある。
「B型は1週間で軽快することもあって軽症のイメージが強い。50代の患者さんは風邪と間違っていたくらいです。B型はいつの間にかやって来るステルス型で、吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状を伴うなど、症状は多岐に渡るから厄介です。B型がこの時期に急拡大するのは珍しい。感染した場合、高熱が出る人もいますが、咳が長引く傾向があります」(同)
感染予防法は手洗い、マスク着用が基本。
「自宅でも外出する際も背中冷えは危険。特に、夜の背中の冷えは感染リスクが高まる。温かい物にくるまって寝ることです」(前出・医療ジャーナリスト)
インフルエンザB型の猛威に要注意!
『週刊実話』3月5・12日号より
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