ヤマハのファビオ・クアルタラロはMotoGP日本GPを8位で終え、「バイクが機能していない」ことを受け入れた。
予選でまたしても驚異的なラップを叩き出し、5番グリッドを獲得したクアルタラロだが、レースでは順位を徐々に落としてしまった。
クアルタラロはスプリントレースで6位を死守した一方で、決勝レースはスタート直後にジョアン・ミル(ホンダ)をオーバーテイクしたものの、序盤から慢性的なグリップ不足に苦しみ、挙動を乱して5つポジションを落とした。終盤にヨハン・ザルコ(LCRホンダ)を交わし、ペドロ・アコスタ(KTM)がトラブルに見舞われたことで8位でのフィニッシュとなったが、状況は芳しくない。
フランスでMotoGPを放送するテレビ局Canal+のレース後インタビューで、日本GPでの状況について問われたクアルタラロは、ヤマハが直面する状況を率直に語った。
「特別なことは何もない。今のところ、僕たちのバイクが機能していないことは分かっている」
またmotorsport.comを含む報道陣に対し、クアルタラロは8位が限界だった理由をこう説明した。
「スタートは非常に良かったけど、グリップレベルが低いから当然ながらみんなに抜かれた。前のバイクに食らいついて攻めようとしてミスも犯した」
「しかしライダーとして、レース全体を自分のペースで走れたと思う。今の最大の目標は自分自身を磨き、ライダーとして成長することだ」
「このレースでは良い走りだったと思うが、他車に比べて速さを出すのがいかに難しいかは分かっている。とにかく、ペースがなかったことは既に述べた通りで、持てるものでは最高の結果を得られたと思う。良いレースができたと思う」
「最初の数周はグリップがなかったのは分かるだろう。あれ以上はいけなかった。これ以上言うことはない」
近年、MotoGPに参戦する日本メーカーは苦戦が続いていたが、ホンダは今シーズンを通じて目覚ましい進歩を遂げており、日本GPではミルがチーム加入後初の表彰台を獲得した。
しかしホンダがホームレースで示したこの驚異的な結果が、現時点でヤマハを目覚めさせる警鐘にはならないとクアルタラロは考えている。
「これがヤマハへの警鐘なら、少し遅すぎると思う。僕たちの立ち位置はすでに分かっている。ホンダが表彰台に立つことで目覚める必要はない。異なるメーカーが表彰台に立つのは選手権にとって良いことだ。僕たちはただ前進する必要がある」
シーズン残り5戦への期待を問われたクアルタラロは、今週末のインドネシアGPを前に楽観的な見方を示した。舞台であるマンダリカ・サーキットはヤマハの強みを生かせる可能性を秘めているからだ。
「ベストを尽くすつもりだ。インドネシアは僕たちにとって良いサーキットになると思う。結果を見よう」
「タイヤが異なるだろうし、マンダリカは僕たちが好結果を出せるサーキットかもしれない。事前に語るのは好きではないけど、そこで非常に良い予選とレースができると思う」
「非常に良いというのは、ベストだという意味ではない。そこからは程遠い。だけど、ひとつ選ぶとしたら、マンダリカを選ぶだろう」

