最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「サウナで二連ネックレスの人に注意されて…」ダイアン・ユースケが明かす日常の違和感の正体と「これからのダイアン」

「サウナで二連ネックレスの人に注意されて…」ダイアン・ユースケが明かす日常の違和感の正体と「これからのダイアン」

お笑いコンビ・ダイアンのユースケが、初著作となるエッセイ『なんなん自分』(KADOKAWA)を上梓した。同エッセイは、日常の出来事や違和感、心に引っかかった瞬間を綴った1冊だ。なぜ書くことに惹かれたのか。どんな感覚で言葉を選んでいるのか。そして、26年続けてきたコンビの現在地とは——。エッセイに込めた思いや、最近のモヤモヤエピソードを本人に聞いた。

コロナ禍で始まった「書いてみようかな」

——そもそも、今回エッセイを出すことになったきっかけは何だったんですか?

ユースケ(以下、同) コロナ禍のときに、noteで記事を書き始めたのが最初ですね。先輩がやっていて、「こんなんあるで」と教えてもらって。もともと文章を書くことには興味があったので、「自分もやってみようかな」と。

そうしたら、すぐに編集さんから書籍のオファーをかけてもらって、「ぜひ出したいです」と返事はしたんですけど、そこから全然書かなくなっちゃって(笑)。偉そうなことを言うつもりはないんですが、やっぱり気持ちが乗らないと書けないというか……。

でもずっと頭の片隅では気になっていて、さすがに待たせすぎだし「ほんまにちゃんとやらなあかんな」と。そこから少しずつメモが溜まってきたタイミングで、「本の話、再開していいですか?」と相談しました。

それからは新幹線での移動中とか、休日に喫茶店へ行ったり、そういう隙間時間を使ってスマホのメモアプリで書いていました。

——すべてスマホで書かれたんですか!?

はい。僕、パソコンだとめっちゃ遅いんですよ。なので、喫茶店とかに行ってスマホで書いてました。コーヒー1杯で4~5時間くらい居座ってバーッと書く、みたいな。

たぶん店員さんも「こいつ、めっちゃ来るやん」って思ってたと思います。

——(笑)。文章を書くのは、ツラくなかったですか?

めっちゃ楽しかったですよ。本を出すのも初めてですし、文章を書くこと自体、これまで本格的にやってきたわけでもなくて。というか、そもそも本をあまり読んだことがないんですよ。小説は、1冊も読んだことがなかった。

でも前から、モヤっとした出来事とかをスマホのメモアプリに書き留めてはいたんです。ネタに使えそうなこととか、番組のトークで話せそうなエピソードとか。それでnoteを始めてみたら、読んだ人が感想を書いてくれるようになって、それもすごく嬉しくて。

自分にとっては日記みたいな感覚なので、思ったことをそのまま書ける。そういう自由さも含めて、「文章を書くのって楽しいな」と思えましたね。

——文章を書くうえで、何か意識していたことはありますか?

書いたあとに読み返して、「自分が心地よく読めるかどうか」は、けっこう意識しましたね。この一文、ちょっと気持ちよくないなとか、テンポ悪いなとか。

自分が読んでいて「ここ2文字いらんな」とか「『です』より『ですよ』のほうがええな」とか、そういうところを感覚で調整しているだけですけど(笑)。

あと、ここに書いてあることって、実際に声に出してしゃべっている言葉じゃなくて、心の中で思っていることなんですよね。だから、そういうニュアンスまで含めてちゃんと読む人に伝わるのかな、という点はかなり気にしていました。

——周囲の反応はいかがでした?

スタッフさんに「本、読みましたよ」と声をかけてもらうと、もちろん「ありがとうございます」ってなるんですけど、やっぱりちょっと照れるんですよね。

というのも、ここに書いていることって、自分が思っていることをそのままさらけ出しているようなものなんです。そういうことをするのも、今回のエッセイが初めてで。

その「恥ずかしいな」と思う部分も含めて、かなり正直に書いたので、そのあたりも楽しんでもらえたら嬉しいですね。

「なんであんなことするんやろ」モヤモヤが生まれる瞬間

——エッセイには、普段感じているモヤモヤや違和感を扱ったエピソードも多いですよね。幼少期から、そうした部分に敏感だったんですか?

そうだとは思うんですけど、お笑い芸人として仕事をさせてもらうようになってから、より目につくようになりましたね。「なんかあの人、変やったな」「なんであんなことすんねやろ」みたいな。

もしかしたら、どこかに「ネタにできるかもな」という気持ちがあるのかもしれないし、単純にイラッとするだけのときもありますけど(笑)。

——最近は何かありましたか?

エッセイにも書いたんですが、よく行くサウナがあるんですよ。この間も入っていたら、途中でネックレスを二連で巻いた、50代後半くらいの人が入ってきて。

たまに見かける人なんですけど、普段はしていないのにその日は二連のネックレスで。まず「二連やな」と。

——(笑)。

で、その人が出ていくとき、サウナの扉をちゃんと閉めなかったんですよ。ちょっと隙間があって、「ドア空いてるやん」と思って……。

そのあと僕もサウナを出て洗い場で体を洗ったんですけど、いつも泡を流すとき椅子に座るのが嫌で、立ってシャワーを浴びるんですね。

そしたらついたて越しに隣の人から注意されて。「かかってるよ。座ってやらないと」って。

よく見たら、その人、さっきの二連ネックレスの人やったんですよ。

いつもやったらすぐ「すいません」って言いますけど、「いや、お前さっきドア閉めてなかったやんけ」って思ってしまって。だから、すぐには言えなくて。最後は謝りましたけど、ちょっと引っかかりましたね。

——まずネックレスに目がいっているあたりが、ユースケさんらしいです。

裸なんで、めっちゃ気になるんですよ。時計とかブレスレットをしている人もいますけど、それも気になる。「なんで取らへんの?」って。

——細かいところまで目がいってしまうんですね。毎日かなり疲れそうです(笑)。

たとえば水風呂で潜っていた人のことも、ちゃんと覚えているんですよ。同じタイミングで水風呂に行って、また潜っていたら気になっちゃうので絶対ズラして行くようにしているんですけど「なんでこっちがそんな気を遣わなあかんねん」と。

細かいところが気にならなくなれば、もっと楽やろうな、とも思うんですけどね。

提供元

プロフィール画像

集英社オンライン

雑誌、漫画、書籍など数多くのエンタテインメントを生み出してきた集英社が、これまでに培った知的・人的アセットをフル活用して送るウェブニュースメディア。暮らしや心を豊かにする読みものや知的探求心に応えるアカデミックなコラムから、集英社の大ヒット作の舞台裏や最新ニュースなど、バラエティ豊かな記事を配信。

あなたにおすすめ