マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンが、かつて舌戦を繰り広げた元レッドブルF1代表クリスチャン・ホーナーがF1界から離れたこと、そして来シーズンまた戻ってくる可能性があることについて語った。
ホーナーは2025年7月9日にレッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表の座から退き、和解合意に至った同年9月22日に正式にチームを去った。この合意には、彼が2026年にF1へ復帰できる条項が含まれているとみられているが、公式に確認はされていない。
ブラウンCEOは以前、そんなホーナーがF1界を去ることについて肯定的なコメントを残していた。レッドブルのチーム代表がホーナーからローレン・メキーズに交代となった際にはこう語っていた。
「ローレンが今の役割に就いていることを嬉しく思う」
「彼のことは気に入っているし、これで健全になるだろう。それにコース上の競争に集中できるかもしれない」
「このスポーツには常に政治的な側面があるが、ローレンがいることで健全になると思う。彼のことは長く知っているし、彼と戦えるのは良いことだ」
「今のピットレーンを見渡すと、政治的な駆け引きは激しいが、一線を越えることはない。以前はその一線を越えていた。これからは少し良い方向に変わるはずだ」
そして先日、ホーナーは2030年まで有効だったレッドブルとの契約を解除し、正式に同社から完全離脱した。そして彼は将来的にライバルチームからF1界に復帰する可能性も取り沙汰されている。
ブルームバーグのインタビューで、前述の発言も絡めつつホーナーF1復帰の噂について尋ねられたブラウンCEOは、ホーナーの輝かしい実績について触れつつ、F1にはエンターテインメントのひとつとして軋轢が必要なのだと述べた。
「彼はF1で輝かしいキャリアを積んできた。ドライバーズタイトル、コンストラクターズタイトルをいくつも獲得してきた」とブラウンCEOは言う。
「スポーツの世界では、誰もが仲良しというわけではないし、いろいろなキャラクターがいる。イギリス風に言えば、ティータイムを共にするような関係であることはあまりない。ただ、スポーツには多様なキャラクターが必要なんだ」
「それがF1界をとてもエキサイティングにしているし、“Netflix効果”とも言える。コース外で何が起きるかも含めて面白いんだ。F1は独特で、フィールド上の戦いがエキサイティングであるだけでなく、場外でも多くの争いがある」
「チーム代表やドライバーの数は限られているわけで、ファンは我々全員のことを知ることができる。ピットレーンには仲の良い人もいれば、そうでない人もいる。でも、それこそが面白さを生んでいて、本物感や真実味を演出しているんだ」

