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【スターダム】異例の“地上波生中継”も実現… 勢い増す“上谷現象”、2冠王の先に見据える夢は「お前らを東京ドームまで連れてってやるよ」

【スターダム】異例の“地上波生中継”も実現… 勢い増す“上谷現象”、2冠王の先に見据える夢は「お前らを東京ドームまで連れてってやるよ」

“上谷現象”の勢いは増すばかりだ。

 9月27日のスターダム後楽園ホール大会は、観客動員1638人、超満員札止めを記録した。しかも当日券なし、立見も含め前売りで完売という人気ぶりだ。
  メインイベントは上谷沙弥vs AZM。上谷のワールド・オブ・スターダム王座とAZMのSTRONG女子王座をかけてのダブルタイトルマッチだ。

 上谷は言うまでもなく、現在の女子プロレスを代表する選手。昨年夏のヒール転向、12月のタイトル奪取、4月の中野たむ戦(敗者引退マッチ)とインパクトを残し続けた。

 そこに拍車をかけたのが、2月のテレビ出演。フジテレビ系列『千鳥の鬼レンチャン』で女子300m走サバイバルにエントリーすると決勝進出、さらに注目度を高めた。

 番組ではプロレスにかける思い、今のプロレスを世間に広めたいという純粋な気持ちをストレートに打ち明けた上谷。涙もろいところなどヒールらしくなかったが、そのギャップが魅力になった。

 7月からは朝のTBS情報バラエティ『ラヴィット!』の金曜シーズンレギュラーに。そしてAZM戦の直前、9月21日には『鬼レンチャン』2度目の登場を果たす。大会前日の26日は『ラヴィット!』卒業回。ここでは上谷の番組内スタジオマッチ(羽南戦)が生中継された。

 女子プロレスの地上波生中継は実に23年ぶり。TBSでの生中継は51年ぶりだという。プロレスを世間一般に届けるという意味で、近年、上谷以上の活躍を見せた選手はいないのではないか。

 大きな盛り上がりの中、スターダムは9.27後楽園大会のYouTube無料生中継を決める。完売でチケットが買えなかった、あるいは“昨日のラヴィット! でプロレスに興味を持った”という層にもアピールできるわけだ。

 上谷とAZMは、高まりきった期待をも超える試合をしてみせた。AZMは夏のリーグ戦「5★STAR GP」の決勝トーナメントで上谷に勝利し準優勝。7月のボジラ戦も高い評価を得ている。上谷を王座から引きずり下ろすとしたらAZMではないか。そんなムードも確かにあった。

 体が小さいAZMだがエルボーを真っ向から打ち合い、リングの対角線を走ってコーナーから鉄柱を飛び越えての場外ダイブ。カナディアンデストロイヤーはコーナー上からも決めてみせた。大技だけでなくグラウンドでは腕ひしぎ十字固めで動きを止め、必殺の丸め込み「あずみ寿司」も。AZMが幅の広いファイトスタイルを全開にして試合のボルテージを上げていく。

 上谷は猛攻を受けまくり、耐え続けた。自分だけでなく相手の良さも受け止める、チャンピオンらしい闘いだ。そのことで試合のグレードも観客の熱狂度も高まった。フィニッシュは旋回式スタークラッシャー。以前はハイフライヤーとして飛び技のイメージが強かったが、今の上谷といえばこれだ。
  2冠王となった上谷は「ベルトって、すっげえ重てえな」。続けて「でも、まだまだ成し遂げなきゃいけないことがあるからさ」。

 スターダムを、女子プロレスを、あるいはプロレスを、もっと高いところに引き上げる。そう本気で思っているのだ。そのためには層の厚いスターダムで勝ち上がってきた挑戦者たちと、この日のように苦しい闘いをして勝ち続けなくてはいけない。だから、ベルトが重い。AZMに勝っての2冠だからなおさらだ。
 「お前らを東京ドームまで連れてってやるよ」

 上谷はリング上で観客にそう宣言した。もはやそれは単なる夢ではなく、具体的な目標と言っていいだろう。

 11月3日のビッグマッチ、大田区総合体育館大会では渡辺桃の挑戦を受ける。リーグ戦優勝者であり、ヒールユニットH.A.T.E.の同門。遡ればQueen's Questでも上谷、AZMとともに闘っていた。時が流れ、立場が変わり、今はともにヒール。そしてこの2人でトップを争うのが“今のスターダム”だ。

「至高の闘いをやってやろうよ」

 上谷は桃にそう呼びかけた。AZM戦に続いての難関だからこそ期待も高まる。AZM戦は専門誌「週刊プロレス」の表紙にもなった。同じ週に新日本プロレスのIWGP戦、全日本プロレスの三冠ヘビー級タイトルマッチ、さらにノアのリーグ戦決勝があったのだが、それらを差し置いての表紙。今の上谷には、それだけの価値があるということなのだ。

取材・文●橋本宗洋

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配信元: THE DIGEST

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