何を提案しても返ってくる「否定」
プロジェクトが動き始めて数週間。私はスケジュールの見直しや役割分担の調整など、現場の声を拾いながらいくつかの提案をグループLINEに投げかけていました。
けれどそのたびに、Aさんから「それは違うと思う」「現実的じゃないですよね」という短い否定が返ってきます。具体的な理由が添えられることはほとんどなく、ただ一文で議論が止まってしまうのです。他のメンバーも既読をつけたまま沈黙を守り、トークルーム全体に重たい空気が染みついていきました。
トークルームで
ある日、業務フローの改善案を送った数分後、Aさんからこう返ってきました。「それ、意味ありますか?」たった一行。理由も背景もない、いつもの否定でした。
感情的にならないよう一文字ずつ選びながら、私はこう返しました。
「じゃあAさんの代案を聞かせてください。否定だけでは、チームとして前に進めないので」
既読14。トークルームは水を打ったように静まり返りました。
