キャデラックF1チームのCEOダン・タウリスは、チームのテストドライバーを務めるコルトン・ハータが今季のFIA F2でランキング10位以内に入れば及第点と考えているようだ。
これまでインディカー・シリーズを主戦場に戦ってきたハータは、今季からF1に新規参戦するアメリカ籍チーム、キャデラックにテストドライバーとして加入している。そのため、将来的にはF1シート獲得の可能性もあると目されている。
キャデラックは、そのハータを今季F2に送り込んだ。その目的は、ハータがヨーロッパのサーキットやピレリタイヤに慣れること、そして世界選手権で成功するポテンシャルを証明することにある。
2024年のインディカー・シリーズでランキング2位に入るなど、トップレベルのカテゴリーでその実力を示してきたハータだが、F2は全くの未知数。彼がルーキーイヤーでどんな成績を残せば許容範囲であるかmotorsport.comが尋ねると、タウリスCEOはこう答えた。
「コルトンにはF2でトップ10を期待している。重要なのはコースとタイヤを学ぶこと、そしてF1に向けての成長だ」
「彼はF1のシミュレータ作業にも取り組む。だからF2だけでは判断しない。シミュレータに限らず、FP1にも参加する予定だ。我々はそれらすべてを総合的に見て、F1に向けた準備状況を判断する」
なお、ハータがF1スーパーライセンスを取得するには、F2でランキング8位以上に入ることがひとつの条件となる。仮にランキング10位に終わった場合はスーパーライセンスポイントが規定の40に届かないが、F1でFP1に3回すれば参加すれば不足分のポイントを補うことができる。
いずれにせよ、ハータは単なる数合わせとしてF2に参戦するつもりはない。F3を経ずにいきなりF2に挑戦するのは特に難しいとされているにもかかわらずだ。
motorsport.comが「キャデラックから求められているトップ10入りを達成できる自信はあるか、あるいはそれ以上を狙っているのか」と尋ねると、ハータは次のように語った。
「どんなカテゴリーに参戦するにしても、僕は競争力を発揮したいし、強くありたい」
「勝つことが目標でないなら、やる意味があるのか分からない。だからそれが僕のマインドセットだ。それが現実的かどうかは分からないけど、時間が教えてくれるだろう」
「でもモータースポーツでやることは、すべて100%で取り組む。『まずはトップ15あたりから始めて、そこから前に進もう』なんて考え方は正しくないと思う。僕はできる限り速くなりたいし、セッションをリードしたいし、レースに勝ちたい。ただ、それがどれほど難しいかは、やってみないと分からない」

