自らの眼球を切開する! 監督エヴァン・ジョーダンの問題作!
さて、監督エヴァン・ジョーダンについても語らねばならない。短編『The Invert(s)』では実際の眼球手術映像が使用される。そのショッキングな映像は1年以上前に撮影された、監督の眼の手術の様子だ。
「手術中、元妻は家族待合室で待っていました。モニターには手術の様子がリアルタイムで流れていたんです。私がその映像を欲しがると分かっていた彼女は本能的にスマホを取り出して録画しました。その映像は、ふさわしいアイデアが見つかるまで私のハードドライブに眠っていました」
そして、その手術シーンが収められた『The Invert(s)』は日々繰り広げられている現実世界の政治的混乱を描いたSFホラーである。
「この作品を見返して、今でもタイムリーだと感じることに驚きました。これは繊細な議論が一般的とはいえない、世界の現状を残念ながら反映していると言えます」
エヴァン・ジョーダン監督最新作!『フロリダ、マン』とは何か?
2023年の第6回UFFで友人のソフィア・アンダーソンに出会ったことで全ては始まった。
深夜の電話でフロリダでの思い出を語り合った2人はアメリカ横断のロードトリップに出かけ、カメラの前でエヴァンの過去の亡霊(それは実際の幽霊であり、比喩でもある)を探求することになった。それが長編映画『フロリダ、マン』だ。
「『フロリダ、マン』を特定のジャンルに当てはめるのは難しいけど、ロマンチックな悲喜劇、ドキュメンタリー、ホラー映画といった感じでしょうか? 過去の喪失の痛み、そして未来の愛へのプレッシャーと可能性を乗り越え、最後には不穏なゴーストハンティング・アドベンチャーで締めくくられています。 様々な意味で従来の常識を覆すインワールド・カメラ映画が完成したと思います。映画祭への参加は3月からスタートするので、私たちの愛情の結晶を皆さんと分かち合えるのが今から楽しみです!」
監督エヴァン・ジョーダンもUFFの応募作品と同様、この形式でホラーというジャンルの枠を超えた物語の探求を目指している。
(注)今回はエヴァン・ジョーダンに膨大な知識を共有して頂いたが、ファウンド・フッテージのよりディープなものを探求したい方のためにエヴァンのおすすめ映画リストへのリンクを掲載するので役立ててほしい。
エヴァンのおすすめインワールド・カメラ映画
https://boxd.it/fslLa
アンネームド・フッテージ・フェスティバル公式サイト
https://unnamedfootagefestival.com
エヴァン・ジョーダン公式インスタグラム
https://instagram.com/thatevanjordan
エヴァン・ジョーダン公式X
https://x.com/thatevanjordan
エヴァン・ジョーダン公式ウェブサイト
https://thatevanjordan.com
エヴァンのポッドキャスト
https://creators.spotify.com/pod/profile/footage-foreplay
文・イラスト/沙さ綺ゆがみ
