忘れられない旅は、50日かけて巡った自由気ままな欧州旅
大学2年の夏休みに、旅好きの友人と二人でヨーロッパのユースを巡るバックパックの旅を実行。スペイン行きのオープンチケットのみを購入し、行く先々で行きたい所、見たいものを2人で話し合う、自由気ままな旅です。
【スペイン】サクラダファミリア
最初はスペイン(マドリードからバルセロナ)、そこから列車に乗ってイタリア(ローマ、フィレンツエ、ナポリ)へ行きました。その後、船に乗ってギリシャへ。サントリーニ島などのエーゲ海クルーズはとても気持ちよかったですね。
最も緊張感があったのはエジプトです。カイロで憧れのピラミッドに辿り着いたまでは良かったのですが、文字や言葉がチンプンカンプンで。たまたま市場で遭遇していたJICA職員の奥様に助けてもらったことを覚えています。フランスではパリ近郊のマルヌ・ラ・ヴァレにあるユーロ・ディズニーランド(現:ディズニーランド・パリ)へ行き、最後はスペインに戻ってセビリアの万博を楽しみました。日本へ帰国したときには50日ほど経過していましたね。
当時はまだユーロではなかった時代なので、国境を越えるたびに通貨が変わりその国の紙幣やコインに両替するのがとてもエキサイティングでした。振り返るとスマホも無い時代だったので、各国で絵ハガキを買い、カフェで自分宛に手紙を綴って、綴って……、この旅での出来事は一生忘れられません。
財布を忘れてカンボジアへ!? 衝撃ハプニングの数々
3度ほどハプニングに見舞われたことがあります。
【カンボジア】
一つ目は「財布を忘れたカンボジア・ベトナム旅行」。旅好きの先輩作家さんと意気投合し、アンコールワットを観に行こうとカンボジア&ベトナムの旅を計画しました。関空で集合し、いざ両替をしようとしたとき、旅用に現金を入れ替えた財布を忘れてきたことに気付いたんです。それなのに「まあ、クレジットカードがあるからいいか……」と軽い気持ちでそのまま離陸。無事現地入りできたのはよかったのですが、アンコールワットがあるシェムリアップではカードを使える店がほとんど無い……! 豪華な三つ星ホテルでの食事以外は、先輩が持っているわずかな現金を両替し、行く先々で値段交渉。安くておいしいお店を現地の人に教えてもらったり、ときにはご馳走してもらったり……。人々の暮らしに触れることができたのも忘れられない思い出です。
【クロアチア】プリトヴィツェ湖群国立公園
【クロアチア】ローマ皇帝の宮殿がまるごと街になったというスプリット
【クロアチア】スプリット (右)赤いベルトを巻いた男性たちは、この地方伝統の「クラッパ」という男性アカペラ合唱団。美しいハーモニーが界隈に響き渡ります。
二つ目は「現地集合現地解散のクロアチア旅」です。これも先ほどのカンボジア・ベトナムの旅の友、先輩作家さんとの旅。夏休みがぴったり一致しなかったので現地集合、現地解散でドキドキでした。ザグレブのホテルで集合し、プリトヴィツェ、スプリット、ドブロブニクをバスで周遊。どこも自然豊かで素晴らしい景色でしたが特に「アドリア海の真珠」と言われるドブロブニクは衝撃の美しさで終始テンションマックスになりました。
【クロアチア】ドブロブニクの景色
その後、先輩が先に帰国したので、私は一人で一泊することに。旧市街地でお土産を買ったり、食事をしたり。交渉役は英語が得意な先輩に任せきりだったので、緊張感もありましたがクリアできるごとに大人になった気分でした。ただ、帰りの航空チケットを「イタリアローマ経由で日本へ」と言ったのがうまく伝わらず、ローマで一旦入国してから出国しないといけなくなってしまって、パニックになったことを覚えています。
【スペイン】サン・セバスティアン
三つ目は、大学時代のバックパック旅行での出来事。スペインの高速列車に乗ろうとホームで待っていたのですが、時間通りに列車が来ない! 挙句、トイレに行ってる間に列車が来て、出発してしまったことがありました。仕方なく次の列車に乗るも指定席が使えず、連結のところで一夜を過ごす羽目に。ただ、そこで同じように乗り遅れたオーストラリア人の女の子と意気投合し、到着したイタリアでは私の友人と彼女を加えた3人旅になりました。旅の途中、美容師だという彼女に髪を切ってもらったことが良い思い出になっています。
そこで得た教訓は「海外の列車は時間通りに来ないし、勝手に出発する!」。そして「旅は道連れ、異文化交流を楽しもう」です。

