何度も革命的なドライバーを生み出してきたキャロウェイから再び衝撃作が登場。業界初の異素材・三層フェースを鹿又が検証! ドライバー、FW、UT、アイアンもすべてコースで試打した。
キャロウェイ「QUANTUM」
「ソニーオープン」で使用率No.1


チタンを約14%薄くしたことで
ボールスピードアップを実現
チタン、ポリメッシュ、カーボンという三層設計にしたことで、チタンフェースの薄肉化に成功。初速アップにつながった
PGAツアー「ソニーオープン2026」では
ドライバー使用率1位を獲得。
米国下部ツアーでは石川遼も初戦から投入。

はじめて『クアンタム』を打ったときは衝撃でした。私は「素材に変化がないかぎり、ドライバーで大きな進歩はない」といってきましたが、三層フェースは素材変化以上の進化がある。もともとキャロウェイの歴代のドライバーは、ボールスピードが速かったのですが『クアンタム』はフェースにパワーを溜めこんでから強く跳ね返す、これまでのドライバーにはなかった打感とスピード感です。

ボールスピードが上がっているのに、やさしくなっていることも驚きです。スピン量を犠牲にせず、適正スピンのままスピードアップを実現。慣性モーメントを極端に大きくしてはいないので振りやすい。革新的なのにやさしいのは、90年代のビッグバーサを彷彿させます。
「TRI-FORCE構造+AIフェースの効果で上下左右でのミスヒットに強く、ボールスピードがほとんど変わりません」
5つの『クアンタム』から自分に合ったモデルを選ぶには、もっとも汎用性の高い『MAX』から打ってください。『MAX』を打って「球の高さがほしい」「スライスする」と感じたら『MAX D』を。『MAX』『MAX D』がハードに感じたら軽量設計の『MAX FAST』と相性がいいはず。『MAX FAST』はシニア向けではなく、ヘッドスピード40m/秒前後でも飛ばせるドライバーです。

『MAX』で打球が高く上がりすぎる、つかまりすぎたら『トリプルダイヤモンド MAX』を試してください。それでもスピン量が多かったり、操作性が物足りない人なら『トリプルダイヤモンド』ですね。
QUANTUM
MAX

オーソドックスな
丸型の万人向け
キャロウェイらしいオーソドックスな丸型形状で、振り感、弾道、つかまりが万人向けのスタンダードモデル
SPEC●ヘッド体積/460㏄●ロフト角/9、10.5、12度●ライ角/58度●シャフト/ATHLEMAX 50など●価格/11万円〜
QUANTUM
MAX D

歴代のMAX Dより
乗り感がある
ドローバイアスのMAX Dはインパクト時のボールの乗り感がよくなり、コントロール性能が上がった
SPEC●ヘッド体積/460cc●ロフト角/9、10.5、12度●ライ角/59度●シャフト/ATHLEMAX 50など●価格/11万円〜
QUANTUM
MAX FAST

飛距離の
ポテンシャルはNo.1
クラブ重量が280グラム台と軽量設計のMAX FASTは、5モデルのなかでもっとも飛距離のポテンシャルが高い
SPEC●ヘッド体積/460 cc●ロフト角/9.5、10.5、12度●ライ角/59度●シャフト/SPDSTAR 40など●価格/11万8800円〜
QUANTUM
トリプルダイヤモンド

ロースピンで
操作性重視
従来の◆◆◆(トリプルダイヤモンド)の流れを継承したツアーモデル。ロースピンかつ、操作性を重視
SPEC●ヘッド体積/450 cc●ロフト角/8、9、10.5度●ライ角/57度●シャフト/TENSEI GRAY 60 for Callawayなど●価格/11万8800円〜
QUANTUM
トリプルダイヤモンド MAX

中間ではなく
「MAX」に近い
トリプルダイヤモンドMAXは、トリプルダイヤモンドとMAXの中間ではなく、かなり「MAX」寄りになっている
SPEC●ヘッド体積/460 cc●ロフト角/9、10.5度●ライ角/57度●シャフト/TENSEI GRAY 60 for Callawayなど●価格/11万8800円〜

「トリプルダイヤモンド MAXはかなり完成度が高い。女子プロの使用率が上がりそうなモデルです」

ドライバーは三層フェースのスピードが衝撃的でしたが、FW・UT・アイアンは完成度の高さが際立っています。まず、FWとUTは打ち出し角が高い。スピンが入って高く上がるというより、インパクト直後からフワッと上がる。これはタングステンをソール内部で浮かせた「スピードウェーブ2.0」の効果だと思います。とくに3、5番ウッドの球の上がりやすさはトップクラスです。



そして、アイアンは直進性がすごかった。往年の『X14』を彷彿させるグースネックでつかまりがよく、打球も曲がらない。ヒール、トゥ側で打ったときもフェースをスクエアにキープしたまま振り切れます。打点にバラつきがあるタイプでも、グリーンを外さないショットが打てるでしょう。
FW・UTは弾道の高さをしっかり出せて、アイアンは曲がり幅を抑えられる『クアンタム』は、スコアメイクに理想的な特性をもっています。

キャロウェイはFW・UT・アイアンの
ボールスピードも速いから
やさしいクラブに仕上げられる

キャロウェイはドライバーだけではなく、FW・UT・アイアンのフェースもボールスピードが速い。スピードは十分あるので、ヘッドの設計としてはやさしさを追求できる。そのやさしさをFW・UTのスピードウェーブ2.0構造や、アイアンの360度アンダーカットキャビティによって実現していますね。
QUANTUM
MAX IRON

360度アンダーカット
構造を採用!
従来のフェースカップ構造よりもフェースがたわむ範囲が大きく広がる360度アンダーカップ構造を搭載
SPEC●ロフト角/29度(#7)●長さ/37.5インチ(#7)●シャフト/ATHLEMAX 60など●価格/14万8500円(5本セット・#6~PW)、2万9700円(単品・#5、AW、GW、SW)
QUANTUM
MAX FAST IRON

大型化かつ
さらにグースに
クアンタム アイアンをひと回り大型化して、グースをつけている。軽量による振りやすさも魅力
SPEC●ロフト角/28度(#7)●長さ/37.5インチ(#7)●シャフト/SPDSTAR 50など●価格/14万8500円(5本セット・#7-PW、AW)、2万9700円(単品・#5、#6、GW、SW)
QUANTUM
MAX UT

FWと同じ内部構造
顔はアイアンに近い
エリート FWで採用した「スピードウェーブ構造」を進化させてUTに初採用。アイアン感覚で構えられる
SPEC●番手/3、4、5、6、7H●ロフト角/21度(4H)●長さ/40.125インチ(4H)●シャフト/ATHLEMAX 60など●価格/5万7200円
QUANTUM
MAX FAST UT

楽に振り切れて
打球が高く上がる
ヘッドサイズも大きくなり、打球も高く上がりやすいMAX FAST UT。楽に振り切れて直進性と飛距離を両立
SPEC●番手/3、4、5、6、7、8H●ロフト角/22度(4H)●長さ/39.875インチ(4H)●シャフト/SPDSTAR 50など●価格/5万7200円
QUANTUM
MAX FW

エリートより
広範囲でスピード増!
エリートのFWでも採用したスピードウェーブ2.0をさらにフェース側に移動したことで下側ヒットに強くなった
SPEC●番手/3、3HL、5、7、Heaven、9、11W●ロフト角/15度(3W)●長さ/43インチ(3W)●シャフト/ATHLEMAX 50など●価格/6万7100円
QUANTUM
MAX D FW

ハイドローが打てる
大型ヘッド
ドローバイアス設計かつ、シリーズ最大のヘッドサイズ。打球も高く上がりやすくて高弾道のドローが打てる
SPEC●番手/3、3HL、5、7W●ロフト角/15度(3W)●長さ/43インチ(3W)●シャフト/ATHLEMAX 50など●価格/6万7100円
QUANTUM
MAX FAST FW

純正シャフトは
50グラム以下
MAX FASTは純正シャフトが50グラム以下の軽量設計。ヘッドスピード40m/秒未満でも打ちこなせる
SPEC●番手/3、5、7、9W●ロフト角/16度(3W)●長さ/43.5インチ(3W)●シャフト/SPDSTAR 40など●価格/6万7100円
QUANTUM
トリプル
ダイヤモンド FW

洋梨形状で
目標を狙って打てる
キャロウェイらしいスピード感はありつつ、ターゲットを積極的に狙えるシャープさがある洋梨型のヘッド
SPEC●番手/3、5、7W●ロフト角/15度(3W)●長さ/43インチ(3W)●シャフト/TENSEI GRAY 60 for Callawayなど●価格/6万9300円
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一 撮影=田中宏幸 協力=日神グループ 平川CC

