「疲れがなかなか抜けない」に悩んでいるのなら、その原因は睡眠時間ではなく、もっと深い部分が影響している可能性があります。
今回は、「とれない疲れ」が起こるメカニズムと、1週間で変化を感じられる「ゆる疲労リセット習慣」を、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
ちゃんと寝てるのに、なんでこんなに疲れるの?

しっかり寝ているはずなのに疲れが抜けないのは、単なる睡眠不足というより、さまざまな要因が重なっているケースが多いと考えられます。
たとえば、以下の理由が挙げられます。
- 自律神経のバランスが乱れている
- エネルギーを生み出すための栄養が不足している
- 血液やリンパの巡りが悪化し、疲労物質が流れにくい
疲れが抜けない人のからだで起きていること

ここからは、疲れが抜けないときに起こりやすい3つの要因を、もう少し具体的に見ていきましょう。
自律神経がうまく切り替わらない
自律神経の「交感神経」と「副交感神経」は、車でたとえるならアクセルとブレーキの関係性です。ストレスの多い生活が続くと、アクセル役の交感神経ばかりが優位になりやすくなります。
こういった状態が長引くと、就寝中も脳や自律神経は緊張モードのまま。
翌朝になっても回復しきれず、ずっと疲労が残っているように感じます。
栄養が不足している
忙しさに加え、ダイエットなどで無理をしがちな20~30代女性は、栄養不足に陥りがちです。カロリーを気にするあまり、必要なタンパク質やビタミンまで摂取を控えてしまい、結果的にエネルギー不足に。
からだがエネルギーを作り出すには、糖質だけではなく、タンパク質・ビタミンB群・鉄分などのサポートが必要です。
ところが、これらが不足するとからだは省エネモードになり、すぐにバッテリー切れのような状態に陥ってしまうのです。
巡りが滞っている
長時間のデスクワークや運動不足に、冷え症などが重なると、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。「夕方になると脚がパンパンにむくむ」「肩や首がガチガチ」「手足がいつも冷たい」などに心当たりがあるなら要注意。
巡りが低下すると、栄養や酸素が全身に届きにくくなるだけでなく、疲労物質も排出されにくくなります。
