レッドブル・レーシングの元CEO兼チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、2025年F1シーズン序盤に リアム・ローソンを角田裕毅と交代させたのは自分の選択ではなかったことを認めた。
2024年のシーズン終了後、誰がセルジオ・ペレスの後任としてマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるのか注目を集めたが、レッドブルはまだフル参戦経験のないリアム・ローソンを選んだ。
しかしローソンはわずか2戦を戦っただけでレーシングブルズに降格。日本GPを前に角田裕毅と交代することになったのだ。
この決定は衝撃的だった。ローソンはドライバーとしての実力を証明するために、これまでレース経験のないサーキットで、スプリント1回を含む3レースしか与えられなかったからだ。角田としても、プレシーズンテストでチームに慣れるチャンスがないまま、いきなりトップチームに移ることになった。
Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』シーズン8で、ホーナーは、この決定は自分が下したものではないと主張した。
「それは私の選択ではなかった。私は常に若手ドライバー・プログラムからドライバーを採用するよう圧力を受けていた。ヘルムート(マルコ)はそのプログラムで大きな役割を果たしていた」
レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を20年間務めたホーナーの後任には、レーシングブルズのチーム代表だったローラン・メキーズが就任した。
ホーナーは、自身のF1キャリアを振り返り「この20年間は私にとって、良い日も悪い日も、壮大な旅だった」と語った。
「こんな立場になるとは想像もしていなかった」
「もちろん、あんなにひどい扱いを受けたら、すぐに『クソッタレ!』って思うだろう。自分の意思で選んだわけじゃない、私にとってとても大切なものを奪われたんだ」

