夫からの「いらない」
共働きの私たちにとって、LINEは大切な連絡手段でした。私は仕事の合間に「今日ランチが美味しかったの」「帰り道にいた猫が可愛かった」と、何気ない日常を送っていたのです。夫からの返信は「へー」「ふーん」が多かったものの、既読がつくだけでどこか安心していました。
けれどある夜、夫からこんなLINEが届きました。
「お前のLINEは用件だけでいい。日常報告いらないから」
私なりに夫とのつながりを保とうとしていたつもりでしたが、夫にとってそれは「いらないもの」だったのです。
用件だけの毎日
翌日から、私はLINEの送り方を変えました。
「今日遅くなる」「牛乳買ってきて」「明日燃えるゴミの日」
それだけ。絵文字もスタンプもなし。夫が求めた通り、感情を一切はさまない、事務的なやり取りに徹したのです。最初の頃、夫は特に何も言いませんでした。むしろ快適そうに見えたほどです。私は少し寂しかったけれど、「これが夫の望んだ形なんだ」と自分に言い聞かせ、淡々と日々を過ごしていきました。
