“速度ゼロ”からの加速感も実にスムーズ!
「MU」は新区分の特定小型原動機付自転車なわけですが、乗車にあたってなにも難しいことはありません。
後輪サークル錠を解錠してスタンドを上げ、シートに座ってから電源をオン。あとは右ハンドルのスロットルグリップを回転させるだけ。減速、停車したいときは、左右のブレーキレバーを引くつくりです。操作部には液晶画面も設けられ、走行中は速度を、停止中はバッテリー残量を表示してくれます。
ウインカーも設置。他の車両に進む方向を意思表示できます。
着脱可能な16.0Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載。1充電で約40kmも走行できるのも便利なところ。また、容量の80%まで短時間で充電できる急速充電にも対応しているので、充電し忘れていたときも、ちょっとの間で乗車可能な状態にもってこれます。
またバッテリー直下に搭載されたカルパワードライブユニットは軽量化と強度を両立したモーター。停車時の“速度ゼロ”からの加速感が本当にスムーズで、初めて乗った人は絶対に驚くと思います。坂道発進時はセンサーで出力を抑制し、ウィリーを軽減することで、安定した登坂を実現するといいます。
さらに今作は、「自転車歩道通行可」の標識・標示がある歩道での通行を想定した歩道モードも搭載。最高速度6km/h、最高速度表示灯は点滅状態になり、歩行者優先で徐行して歩道を通行することができます。
【総評】「MU」なら乗れる、乗りたい人は多いはず!
快適で便利な一方、乗車する本人も、横を通り過ぎる他の車両も、特定小型原動機付自転車はまだ世間に浸透していないからこそ、不測の事態が起こるリスクもあるもの。しかしパナソニック「MU」は、これまで使い慣れた自転車をベースに安心・安定して乗れるような配慮が施されていて、初めての特定小型原付としても非常におすすめできます。
また、一般的な自転車の全長は1,900mm近いのに対し、「MU」は1,610mmと小さめで省スペースなのも地味にうれしい点。個人的には、今回試乗したシャインライトグリーンカラーも爽やかで好みでした。
機能、安全性、デザインなどさまざまな視点からみて、他のモビリティはダメでもこの「MU」なら乗れる、乗りたいという人はかなり多いはず。これからちょくちょく街で見かけることになると思います!
特定小型原動機付自転車のルール
- 16歳未満は運転禁止
- ナンバープレートの取得が必須
- 自賠責保険加入が義務
- 公道走行には保安基準を満たす必要
- 原則として車道を通行
- 二人乗りは禁止
- 幼児の同乗禁止
- ヘルメット着用が努力義務
- 最高速度20km/h以下
など
問い合わせ:パナソニック サイクルテック お客様ご相談窓口
TEL:0120-781-603
パナソニック 公式WEBサイト
文/奥家慎二 構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典
