4度のF1チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンが、ラリーに参戦することはないだろう。彼は、F1引退後に他のシリーズへの参戦を希望しているものの、父親の足跡を継いでラリーの世界へ進むことはないと語り、その理由を明らかにした。
ヨス・フェルスタッペンは2022年2月にベルギーでラリーデビュー。この年の8月にはイープル・ラリーでWRC(世界ラリー選手権)デビューも果たした。現在はヨーロピアン・ラリー選手権に出場している。
「正直に言うと、かなりクレイジーだよ。本当にすごいと思うのは、彼が今53歳、もうすぐ54歳なのに、20代後半から30代前半の選手たちとレースをしていることだ」と、フェルスタッペンは『Up To Speed』ポッドキャストに出演した際、父について語った。
「いくつかの選手権では、父は彼らに勝っている。もちろん、ラリーでは多くのことをメモで確認するけど、結局のところ少しずつ筋肉の記憶が頼りになるようになる。だから数年続ければ、自然と上達するんだ」
「正直言って、父は本当に上手だ。大好きなんだ。彼を倒すのは本当に難しい。例えば、空港で少しスペースを借りて、コースを整備してもらって一緒に走るとしよう。正直言って、1周で彼に勝つには全力で走らなければならない」
「それが好きなんだ。ちゃんとしたステージで、彼がどんなラリーカーを運転していても、その映像を全部見せてくれるんだ。本当に感心する」
フェルスタッペンは父親のラリー活動を尊敬しているものの、自身はリスクを負うつもりはないと明言した。
「すごくクールだと思うんだけど、もしミスをして木にぶつかってしまったら……木は動いていないわけだからね。それが僕にとっての限界。やりたくないことなんだ。リスクが大きすぎるからね」
「少し馬鹿げているように聞こえるかもしれないが、F1では少なくともほとんどの場合、クラッシュするとバリアがある。適切に設計されたバリアで、衝撃をより吸収するはずだ」
「少なくとも僕の考えでは、少し違いがある。それは僕が負うつもりのないリスクだけど、見るのは本当にクールだ」
以前から、それほどF1に強い執着があるわけではないと明言してきたフェルスタッペン。F1の新しいレギュレーションを声高に批判していることから、彼が早々にF1を離れて他のカテゴリーに挑戦するのではないかと見られている。
しかしその選択肢に、少なくともラリーは入ってこないようだ。

