元NBA選手のパトリック・ベバリーと、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングの舌戦が話題を呼んでいるなか、歯に衣着せぬ物言いでお馴染みのギルバート・アリナスが追随し、2人の影響力の違いを指摘している。
騒動の発端は「なぜNBA選手は何百万人もの観客が見ているオールスターでは手を抜くのか?」というファンの疑問だ。SNS上の投稿に対し、一昨季まで12年間NBAでプレーした37歳のベバリーが「オールスター選手にとってはそれが当たり前だからだ」と答えると、オールスターに4回出場した経験を持つ27歳のヤングは「落ち着けよ。僕らに自分たちの言葉で語らせてくれ」と“待った”をかけたのだ。
2人のやりとりは、そこからエスカレート。べバリーは自身のポッドキャスト『The Pat Bev Podcast with Rone』でこう反論した。
「なぜ俺に意見できると思っているんだ? 彼は(7年間で)プレーオフに3回しか出ていないが、俺は9回だ。しかも(より熾烈な)ウエスタン・カンファレンスでだ。
彼は『いや、お前はエースじゃない』と反論するだろうが、バスケットボールはチームスポーツだ。彼が俺と対等に話すには、これからケガなくキャリア13年目までプレーし続けないといけない。俺に口出しする資格はないんだ」
それに対し、ヤングも自身のポッドキャスト番組『From The Point Podcast by Trae Young』で「君が言うように、プレーオフの進出回数は君が9回で僕が3回だ。君の方が多い。でもカンファレンス・ファイナル進出は君も僕も1回、君は9年目で、僕は3年目だった。君の平均スタッツは7得点、2アシストだ」と応戦。「僕は『落ち着けよ。僕らに自分たちの言葉で語らせてくれ』と投稿した。ただそれだけのことなんだ」と説明した。
現役時代にオールスターに3回出場した経験を持つアリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、自身のポッドキャスト『The Gilbert Arenas Show』で「オールスターでもないヤツが、オールスターについて語るな。自業自得だ」とベバリーを厳しく糾弾していたが、新たにベバリーとヤングの影響力の違いについても持論を展開している。
「プレーオフが始まったとして、例えばトレイ・ヤングがニューヨークに行くとする。外出や外食はできないし、夜遅くまで出歩けない。(試合の分析)映像を見なきゃいけないし、体調管理をして休息も取らないといけない。マッサージも受けなきゃいけない。彼はチームの中心選手だからね。それがトレイ・ヤングだよ」
ヤングはチームを勝たせるプレーをしているかを疑問視されることはあるが、2年目から6年連続で平均24点以上、過去3シーズンは平均10アシスト以上を記録し、昨季は自身初のアシスト王(平均11.6本)に輝くなど、攻撃的選手としての実力は間違いなくリーグトップクラスだ。
一方、ベバリーはオールディフェンシブチーム選出3回(1stチーム1回、2ndチーム2回)の実績を持つが、オールスター出場歴はなく、実績の差は歴然。アリナスは、ベバリーが試合前日に何をしようが、関係はないと主張する
「1000%、ベバリーが夜通し飲みに出かけても、チームのプレーには影響しない。チームの勝利のために、自分を犠牲にできるか。(ヤングとベバリーの)大きな違いだ」
アリナスを含めた3人の舌戦は、まだしばらく続くかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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